片翅の蝶(2/11)縦書き表示RDF


ルビが、合っていない時があります。
私は文章能力が低いので、そこはご了承下さい。

片翅の蝶
作:零灑



壱羽目:最後の朝


pipipipipipipi・・・・


鳴り響く目覚まし時計。

凄く煩くて、私は眼が覚めた。

「もう時間かぁ・・・。あっっ!!着替えなきゃ!!
 入学式に遅刻する!!!」

やばい・・・忘れていた、どうしよう!!!

でも、そんなことを考えていても、時間は止まらない。

ただただ、無情に過ぎていく。

「瑠亜!!何してんのよ!朝ごはんできてるわよ!?」

やっばい!!
マジで急がなきゃ!!!
叔母さん怒ってる!?

私はどたばたと着替えをし、1階へと降りていった。







まさか今日で、自分の部屋とお別れすることになるなんて、
その時は夢にも思ってもみなくて・・・・








「うわ〜、遅れる!!!!叔母さん、ゴメン!!!寝坊したの!!!」
「まったく・・・・そんなところ、姉さんにそっくりなんだから・・・
 もっと良い所が似て欲しかったわ・・・・」

うっ!!!!今、グサッってきた!!!

「本当にゴメン〜!!!叔母さん!!!」
「・・・・・。瑠亜。″叔母さん"じゃなくて、"梨音りねさん"って言いなさいって
 言ってるでしょ??」

そうでした・・・・
やばいやばい。

「今から言い直す!!!梨音さん、もう行かなくちゃ!!!」
「はいはい。気をつけるのよ??」
「分かってるってば。もう小学生じゃないし、今日から高校生!!!」
「あら。中学校の入学式かと思ってたわ・・・・。背が小さいもの♪」

グサッ!!(本日2回目)
気にしてることをっ!!!

「梨音さん!!気にしてるのにぃ〜・・・!!!」
「そんなこと言ってないで、もう時間よ??」
「あっ!!本当だ!!!」

梨音さんの所為せいなんだけどなぁ〜???
まっ、いいか。



「それじゃぁ、梨音さん!行ってきま〜す!!」


私は手を振りながら、その家を後にした。







でも私は、これから行く学校が、あんな所だなんて知る由しるよしもなかった。





あの人が、私を監視していることも・・・・












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