第4章〜彩華の思い〜
どうして・・・
どうしてあんなことを言うの・・・?
うそなんだよね・・・
私は頭の中でそう繰り返す。
さっきから頭の中で繰り返される言葉はその言葉ばかり。
ブランコを力なくこぐ。
私の頭の中にはついさっき、
墓で起きた出来事が鮮明に思い出されていた。
〜私は無意識に隠れていた。
隠れる理由などない。
ただ、そうしないといけないように思えた。
・・・これが本能ということかな・・・
私はそう思い鼻で笑う。
そして、遊び道具の話に耳を傾けた。
私は顔が青くなるのを感じた。
『お母さん、また来たよ。
あんまりこれなくてごめんね。
・・・でもね・・・
今日、お姉ちゃんと一緒の名前の人見つけたんだ。
偶然かもしれないけど、
私は違うと思うんだ!!
だって、やさしそうなんだもん!!
聖歌ちゃんだと思うんだ!!
それに、聖歌ちゃんだといいな〜!!
あんなおねえちゃんがいいの!!
いつになったら会えるのかな、
お姉ちゃんに、
3才のときファミレスであったときしか会ってないんだよね〜
でもきっと会えるって信じているんだ!!
私、楽しみ!!』
私は次の瞬間飛び出していた。〜
ブランコはもう止まっていた。
流れる涙は止まることを知らない。
私はあんなひどいことをしたのに。
やさしいといってくれた人がいた。
そんなことを言ってくれたのは、
3才のあの事件のとき以来だった。
ファミレスでのあの事件。
大好きな人が裏切ったあの事件。
私の幸せが全て奪われたあの事件・・・
それは、わたしにとって忘れられない出来事だった。 |