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エピローグ
 井上悠斗は、ダンスレッスンを終えた直後、名を呼ばれて振り返った。
 事務所のスタッフが、悠斗と似たような年頃の男の子を連れてくる。
「この子、新しく入ることになった湧井芳樹君。年はあんたより、一つ上よ。井上の班に入れるから、仲よくしてやって」
「よ、よろしく」
 悠斗は頭を下げるその子を、舐めるように見て、口を開いた。
「先に言っとくけど、俺、男だから」
 いつものごとく、先制攻撃に出た。
 毎日のように、悠斗は女の子に間違えられる。不愉快極まりないのだ。
「え?」
 案の定、相手は悠斗を女と勘違いしていたらしかった。戸惑ったような顔をこちらに向けてくる。
「俺の名前は、井上悠斗。正真正銘の男だからな。気持ち悪い間違いしやがったら、ぶっ飛ばすぞ」
 本気が伝わるように、相手を睨みつける。こうやって、先に攻撃して相手に舐められないようにするのが悠斗の流儀だ。
「こら、井上。いきなりケンカ売ってるんじゃないわよ」
 スタッフが慌てたような声を上げて、悠斗を窘めるが知ったこっちゃなかった。
 どうせ、こいつも、怒りだすか、顔とのギャップに驚いて、俺のこと避けるかのどっちかに決まってる。
 俺を女と間違うような奴と、はなから仲良くしようという気はない。
 じっと睨みつけていた相手の困惑した表情が俄かに変った。
「ごめんね、井上君。怒らせちゃって」
 彼は、微笑した。悠斗に握手を求めるように、手を差し出す。
「これから、よろしくね」
 その声音はひどく優しく悠斗の耳に届いた。
 こいつ、こんな綺麗な顔してたんだ。
 突っかかることばかりに気をとられ、相手の顔をまじまじと見ていなかった。
 今までに見たことのないほど、整った顔立ち。
その顔に浮かんだ笑顔は、天使を思わせた。
 悠斗の胸が高鳴る。
 そっと、差し出された手を握る。彼の手は少し冷たかった。
「よろしく」
 呆然としたまま、そう言うと、彼は満面の笑みを悠斗に向けた。
 その瞬間、悠斗は恋に落ちていた。

 しかし、悠斗がその恋心を自覚するのは、もう少し先の話だ。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます(*^_^*)

どうでしょう。楽しんでいただけましたでしょうか。

初の長編BL作品ということで、はっきり言って、皆様の反応が気になってしかたありません><;怖いよ~。

でも、感想聞きたいので、忌憚なきご感想お待ちしておりますm(__)m

こちらは、15禁バージョンです。18禁バージョンには、第六章と、第七章の間と、第十九章と第二十章の間に一章ずつ付け加えております。

もしよければ、18歳以上のお方で、気になる方はホームページへお越しくださると嬉しいです。バナーを貼っております。

ブログの方では、このお話の裏話を掲載しています。
http://mitukinooutihego.blog.shinobi.jp/Entry/275/
よかったら、遊びに来てくださいませ。

もともと、私はBLを専門に書いている訳ではなく、いろんなジャンルに手を出しております。

次はどのジャンルになるでしょうか。

もし、またBL読みたいな~なんて、お声があればまた書くかも知れません。
とりあえず、これからの予定は、三兄弟の事件簿シリーズ第三段をちまちま書いていくことになろうと思います。

*2月17日変換ミスや誤字脱字などを改善いたしました。ストーリーに変更は一切ございません。かなりたくさんミスっておりました。大変失礼をいたしました。まだまだ、気付かぬ点などあるかと思います。もし、誤字脱字等ありまりましたら、お知らせいただけると幸いです。

それでは、いつかまた。
お会いできることを祈って。
愛田美月でした。

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