第七幕:緊急事態!!
視聴覚室の扉を勢いよく開ける!!
ガラガラガラ!!
(な、なんだこれは!?)
浩は驚愕した。
そこには恐ろしい外見の怪物がいた。
その怪物には、
頭からとげが生え、
背中からもとげが生え、
手足からもとげが生え、
そして腹には…またとげが生え、
尻尾には…まあ全身とげだらけの怪物がいたのだった。
「なにこれ??でかいウニ!?」
剛が言う。
(どんだけ認めたくないんだよ…この怪物を…)
そのとき、
「キャー!!助けてぇ!!」
見ると怪物は浩の好きな女の子、楓を束縛していた。
「助けてぇ!!誰か!!とげが痛いのぉ〜〜!!」
彼女は必死で叫んでいる。
「大変だ!!早く助けないと!!」
…と剛が叫ぶ。
(そうだ!!早く楓ちゃんを助けないと…楓ちゃんが危ない!!)
浩も必死で助ける手段を考える。
(う〜ん……真っ向から当たっても勝てそうにないし…)
すると霊が浩に耳打ちした。
「あのさ、願い使っちゃえば??もうそれしかないよ!?早くしないと楓ちゃんが危ないよ?早く俺に肉体よこしちゃいなよ!!」
霊はなぜか朝のような不適な笑みを浮かべていた。
(そうだな…確かに俺が消えて楓ちゃんが助かるなら…)
「助けてぇ!!このとげとげ、チクチクして地味に痛いのぉ〜〜!助けてぇ!!」
(…………‥・)
(―――コレ、助けなくてダイジョブじゃね!?…)
浩がそんなことを思った瞬間、剛が勢いよく怪物に向かってつっこんだ。
「このヤロォ!!俺がぶっ飛ばしてやる!!!」 |