第四幕:願い
「も一つ、言い忘れてたことがあった!!」
霊が言い忘れていたこととは!?なんかかなり重要なことの予感!!
「実は俺、どんな願いごとでも一つだけ叶えられんだよ!!」
(え!?マジでぇ??最高じゃん!!)
浩の欲望が胸の中で激しく渦巻いた。
「ただし!!大きな代価が伴う!!」
(なんだよそれ?…何が必要なの??…)
「ズバリ!!アンタの肉体!!と命!!」
(………え!?………)
「肉体はそのまんまの意味!!肉体を俺に渡す…ってこと。で、命ってのはつまり……魂!?っての??俺は肉体を持たない 魂だけの存在……だからこの願いを使うと霊にもなれずにこの世から、いや、あの世からも完全に消滅するってこと。」
(え??……それって意味なくね??…)
「まあ、ある意味では幸せだよ!?地獄は辛いから……まあ生まれ変われなくなるけど…」
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
ちょうどチャイムが鳴った。
「ほかにも話したいこといっぱいあるよ??」
霊は延々と話をし続けた…
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
時がたつのは早い。
早くももう学校が終わってしまった。
浩、ただいま下校中☆
霊はあの後もずっとしゃべり続けていた。…5時間目の終わり頃まで……
まあ浩は頭が悪いから半分も覚えていないが、まあとにかく死んでからの世界とか、地獄での罪の償いとか、そんなことを話してもらった……らしい……
(魂と肉体を引き替えに願いを一つ…か…どゆこと願えばいいんだ??)
浩は家に帰ってからもずっと、そのことを考えていた。
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