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Love is People
作:スチュアート



第5話


二人がこれから住むことになる部屋で、この部屋の主である二人はダイニングテーブルの対面に座り、顔をつきあわせていた。

「・・・・ってことはつまり、実は俺らは学校も同じだったりして実質一日のほとんどを同じ場所で過ごすってことだな」
「うん、まぁそうなるね、あっ!でもまだクラスまで一緒かどうか分かんないし」
「そりゃそうだけどさ」

とりあえず二人は自分の知っている情報の整理と今後の生活について話し合っていた。
お互いの話で分かったのは、お互い遠方からでてきたばかりでこちらの事はほとんど何も知らないこと、二人が同じ高校である事ぐらいだった。
まぁ実際面倒なのはほとんど親父どもがすませていたので情報不足でもそこまで深刻な問題でもないのだが。

「さて、問題はこれからどうするかだな」
耕太が溜息をつきながら言う
「そうなんだよねー」
咲妃も頬杖をつきながら答える

二人が悩んでいるのは、これからの生活についてだった。
金銭面は親父どもからの援助があるので問題ないのだが、炊事・洗濯・掃除etc...色々な家事をどうするかなのである。

「・・・とりあえず当番制でいいよな」
耕太が咲妃にそう言うと
「・・・・・まぁ、それが妥当よね」
となぜか険しい顔で返してきた
彼女の心の中には

あたしってば掃除とかならできると思うけど料理はさっぱりなのよね、当番制はそりゃ妥当だと思うけど、どうしよう下手なもの作って食べさせるわけにもいかないだろうし、毎日カップめんはさらにあり得ない。・・・!でも耕太だって料理ができる訳じゃない・・・と思う、だって男の子だし!たぶん向こうも今頃食事どうしようか悩んでるんだろうな。
・・・仕方ない、これから頑張って料理の勉強しよう!

という葛藤があったりしたのだが耕太はそんなこと知る由もなく険しい顔をして頷く咲妃を不思議そうな顔をして見ている。

まぁそんなこんなで何とか取り決めはなされた、たとえば・・・
 学校では同居の事は極力隠す
 家の事に関するあらゆる家事は当番制(力仕事などは除く)
 靴を脱ぎ散らかさない
 洗濯は自分で
などがそうである、ちなみに前半は耕太の意見で後半は咲妃である。

そうしてひとまず落ち着いたところで耕太が立ち上がり台所に向かった
「どうしたの?」
と咲妃が声をかけると
「晩飯まだだったろ?俺が作るよ、簡単なものしかできないからあんまり期待しないでくれよ」
そういって冷蔵庫から親父どもが用意していった食材を取り出していく。
咲妃が立ち上がり手伝おうとするが
「あ〜いいよいいよ、座ってなすぐだから」
と断られ、咲妃はおとなしく座っている事にした

しばらくして出てきたのは見た目普通のチャーハンだった。
とくに変わったところはないように見えた、至って普通のチャーハンだった、咲妃はホッと安心から息をついた、これですごい料理でも出てきたらどうしようかと思っていたところだった。
「ごめんね、こんなもんしかできなくて」
と申し訳なさそうに言っていたが咲妃は満面の笑みを浮かべ
「いいのよ、ありがとうおいしそうじゃない」
そういってチャーハンを口に運んだ・・・瞬間、衝撃が走った
「こっ・・・これは!」
「えっ、もしかしておいしくなかった?」
耕太が心配そうな顔をする
咲妃は体を震わせしばらく黙った後に言った

「おいっっっっしーーーーー!何これ何でこんなにおいしいの?ねぇなんで?」

「えっと・・隠し味に俺特性のソースが入ってて」
咲妃のいきなりのハイテンションに押されながらも答える
咲妃はというと自分で質問しておきながら、聞いているかいないのかガツガツと食べ皿をからにしていてた、そして
「ごちそうさま!おいしかったー!」
耕太はまだ一口も食べていない
「いえいえ、お粗末様」
と耕太も皿を空けていく
咲妃はニコニコしながら耕太の食べる姿を見ていた
「いやーホントにおいしかった、耕太って料理上手なんだね〜、あっ片付けは私がやっとくよ」
耕太の食べ終わった皿を受け取り台所へと向かう
「いいよ、俺がやるよ」
と耕太が言っていたが
「いいから耕太はお風呂にでも入ってきなさい」
と一蹴されおとなしく従うことにした。

皿を洗いながらもおいしいものを食べられた咲妃はご機嫌だった
「おいしかったなー、これから毎日あんなのが食べれるとしたらここは天国だな〜」
と鼻歌まで歌っている、・・・が。
「な〜んか忘れてる気がするのよね」
と首をひねり、しばらくして・・・
「思い出した!私も作るんじゃない」
とさっきまでのニコニコはどこへやら、青ざめて皿を持ったまま絶句していた。
まぁ、耕太の料理と比べられると思うと仕方がないのかもしれないが。
「どうしたんだ?咲妃?」
と風呂からあがった耕太が声をかけるが咲妃にはもはや何も聞こえていないようだった


後日、ほぼ全て丸焦げで原型がなんだか分からなくなった咲妃の料理を見て今度は逆に耕太が青ざめたのはまた別の話。


だいぶ遅れてしまって申し訳ありません。
最近いろいろな心労が重なりまして、軽く鬱になりかけた状態で書いておりますので、文章の乱れは許してください。
それでは、感想・評価・メッセージお待ちしてます






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