Love is People(14/15)縦書き表示RDF


Love is People
作:スチュアート



第11話


「よし、行こうか」
黒を基調とし胸元に金の刺繍の入ったスクールブレザーに身を包んだ耕太が玄関のドアを開ける
「楽しみだなー」
それに、上着は同系色だが襟や袖口に装飾が入り女の子らしくなったものに、青系統のチェック模様のスカートをはいた咲妃が続く。
「ドキドキする・・・かも」
と咲妃の後にでてきたのは咲妃の着ているものに近いが、細部の装飾が異なり子供らしくかわいらしくなったものを着ている望。
「望ちゃん、制服似合ってるね〜」
「そっそんな・・・、ママの方が似合ってるよ、ねっパパ?」
と咲妃と望が言い合っていると先にエレベーター耕太が二人を振り返って言った
「二人ともよく似合ってるよ、エレベーターきてるから早く行こう」
その声にまだ玄関に立っていた二人が耕太の元に走る。
三人でエレベーターに乗り込み1階までおりる
と、そこにはきっちりとしたスーツに身を包んだ美人、そのまま社長椅子に座っていても違和感のないほどにブランドスーツを着こなす大人の女性、このマンションの管理人、珠宮舞たまみや まいがそこにいた。
「よー、おはよう」
かるく手をあげて管理人の舞は二人に挨拶した
予想外の美人の登場に少し動揺しながら耕太が声をかけた
「おはようございます舞さん、どうしたんですか?その格好?」
「どうもこうもあるかいな、今日入学式やろ?ウチいちよう保護者代理やし、大体おまえら学校の場所知らんやろ」
『・・・・・あっ』
舞の言葉に全員がそろってそう言えばの表情だ
「やっぱりなー、待っとってよかったわ・・・耕太」
「ハイ!!」
いきなり舞に名前を呼ばれビクッとする耕太、初対面の印象がまだ濃く残っているからだろう
「アンタは男なんやからキチンと女のめんどう見なあかんやろ、しっかりしいや」
「・・・・・・はい」
たしかにその通りだ、昨日咲妃に偉そうに言っておいてこれでは面目が立たない、耕太が少しだけ肩をおとす。
しかし
「まぁ、来たばっかでいろいろ忙しかったやろうし、このぐらいは気にせんでもええよ」
と、舞が優しく耕太の肩をたたいた、初対面の時の印象とのギャップに耕太が驚き顔を上げる
後ろで咲妃と望も目を丸くしている(最もこの二人の驚きには耕太にそんな行為をしていることに対する感情も含まれているが)
「・・・・・・あ、あの、舞さん」
「ぉお、どうしたん?そんなに驚いた顔して」
舞が3人を見て首を傾げる
「いや、あのなんだか舞さんイメージと違うなぁって思って」
と咲妃が答える
「失礼やなぁウチはホントは優しくて頼りになる管理人のお姉さんなんやで、まぁ、最初のときはおまえらのオヤジからいきなりわけわからんこと言われて機嫌が悪かったさかいあないなこといってもうたけどな」
と最後の方は少し照れくさそうに舞が答える
こうしてみると本当にいいお姉さんといった感じだ、耕太達の中で舞の印象が書きかえられた

「学校まで送ってくれるんですか?」
場が和んだところで咲妃が舞に問いかけた
「おう、ウチのマイカーでな」
と舞は自慢げに後ろの真っ赤なスポーツカーを指さした
「さぁはよ乗りな、遅刻してまうで〜」
「それじゃお願いします」
舞にうながされ耕太達は車に乗り込んだ
耕太が助手席に座り逆側のドアから舞が乗り込む
「ほな、いくで」
そうして、耕太達は学校へ出発した

耕太達が通う吉野浦大学付属吉野浦学院高校はマンションからほんの2〜3キロの所にあった、舞の車でたった5分で着いてしまった。
大学付属というだけあってかなりの大きさがあった、隣に併設された大学、中学、小学校まで含めれば東京ドーム何個分にもなるだろう、高校の校舎は4階建ての1年棟、6階建ての2,3年棟に分かれており、その他二つの体育館と武道館などを抱えている。
その中の第一体育館脇の駐車場に車を止め4人が車を降り昇降口へ向かう、小学校の始業式は入学式終了後の午後かららしく望と二人で咲妃と耕太の式を見ていくそうだ。

「・・・・・・それにしても」
耕太がポツリと漏らす
「ん?どうしたの?」
その声を聞き咲妃が耕太に声をかける
「・・・イヤ、何でもない」
「??」
言うべきか悩んだが言うべきではないと耕太は判断した

周りからの視線が気になることを

3人の美幼女、美少女、美女だ注目を引かないはずがない、先ほどから男子生徒の熱っぽい視線と自分に対する嫉妬の視線がすごい、が、わざわざそれを伝えて心配させることもないだろうと耕太は考えたのだった。

しかし

耕太は気付いていなかった注目を集めていたのは3人だけではないことに
4人目の美少年が女子生徒や女教師さらに入学式に来ている奥様方の視線まで集めていることに。

ただ一人自分たちに向けられる視線にも耕太に向けられる視線にも、耕太の鈍感さにも気付いた舞は小さく笑って。
「まだまだ子供やなぁ」
と呟いた。


やっと更新再開する事ができました
本当に長いことお待たせしました読者の方々申し訳ありません。
応援してくれたみなさん本当にありがとうございます。
しっかり頑張りますので見捨てないでくださいね(切実)






ネット小説ランキング>恋愛コミカル部門>「Love is People」に投票





ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう