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海辺の町

作者:雑魚屋
一体
誰が開けるのだろう
天井の高いこの部屋の
梁すれすれの小さな窓を

射し込む光は
思い思いに舳先を向けた
薄暗い土間の革靴に
帰るべき場所を
そっと示している

こんな時でなければ
集まる事の無い私達だが
会えば会ったで誰も喋らず

黒いネクタイを緩め
爪先を揉みながら
不味そうに茶を啜り
チャブ台の上の灰皿に
苦い相槌を打つだけだ

一体 
誰が破るのか
息苦しいこの部屋の
水色の壁の日めくりを

そう遠くはないだろう
浜風に目を細めながら
再びこの場所に集う時
(果たして私は……否)

一輪の紫煙が天井に向け
ゆっくりと
ゆっくりと
あいつは昇って行き

車座の私達の頭上で
長い溜め息を発しながら
散らばってしまった

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