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めーざーめーの朝が…

エレム…エルフの少女。旦那様が騙して連れてきた。
マレーヌ、ツォトマー…処理部にいる奴隷の少女。
ハカラ…清掃部、奴隷の女の子。
アメリア…元王女様、な奴隷。所属部は不明。
o メイドさんとご主人様
ど-68. 朝



「…いい朝だ」


「そうでございますね、旦那様」


「…本当に、いい朝だ」


「そうでございますね、旦那様。しかし旦那様は何故そのように黄昏ておられるのでしょうか?」


「…あぁ、いい朝だ」


「そうでございますね、旦那様。ところで旦那様、エレム様のお姿をお見かけいたしませんでしたでしょうか?早朝お迎えに伺ったところ室内にはおられませんでしたのですが、旦那様は何かご存じでしょうか?」


「いやぁ、イイ朝ダナー」


「そうでございますね、旦那様。そう言えば先ほどから気になっているのですが、そちらのベッドの中のふくらみは一体全体、何なのでしょうか旦那様?」


「あ、いや待て、待って下さい、お待ちになって、違うの違うんです違うんだってば違うんだー!!」


「…では少々失礼を…、」


「ぁ」


「……」


「……」


「「……」」


「――旦那様?」


「……ハイ」


「何故こちらにエレム様がおられるのか、明確な説明をして頂いてもよろしいでしょうか?」


「そりゃほら、あれだ。ほら、なんていうの?」


「……」


「誤解?冤罪?……俺も知らないんですよ。ほ、本当ですよ?気づいたらここにいたって言うか、あらびっくり不思議だねー………て事で、だめ?」


「…いえ。旦那様がそう仰られるのでしたら恐らくはその通りなのでしょう」


「あれ?何かやけに物分かり良くない?……な、何かあったのでしょうか?」


「…旦那様、何ゆえそのように怯えておられるのですか?」


「いや、だって、さ。なに、お前がそんなにあっさりと認めるなんて、一体何がどうなってるの?」


「…実はエレム様は昨日、マレーヌ様・ツォトマー様両名のお部屋でお眠りになられておいででございました」


「は?」


「そして昨々日はハカラ様・アメリア様のお部屋でお眠りになられておられたと報告が入っております。三日前に致しましては、」


「いや、もういいい、分かった。つまりあれだな、エレムの奴、寝相が悪いのか」


「はい。それはもう、大変に」


「ちなみに今まででちゃんと自分の部屋で一日を過ごせた夜は?」


「ございません」


「……そうかぁ」


「…はい。それもご本人が眠っておられる為か、本日の旦那様のようにその侵入に誰一人として気づく事が出来ないのでございます」


「って、もしかしてお前も?」


「…申し訳ございません」


「いや、別に謝る必要はないが。そうか、お前もか」


「はい。事、エレム様の資質には驚かされるばかりでございます。それも本日はまさか私に感知されずに旦那様のお部屋に侵入しているとは。結界を布いておいたはずなのですが、それにも全く反応がないとは驚きでございます」


「結界?……あぁ、何かあるな、確かに」


「はい。ですがお気を付けを、旦那様。外側からでしたら部屋の内部に入ろうとする気を無くす程度のものでございますがもしも内側から触れようものなら――」


「うがびしっ!?」


「おやすみなさいませ、旦那様」


「……」


「と、このように強制的に眠りに陥る仕様となっております。気絶、とも言いますが。ですので努々注意を怠らぬよう、お願い申し上げます、旦那様。ちなみにですが、仮に旦那様がエレム様に少しでも触れられた場合でも同様の事が発生いたします。安心ですね?」


「……」


「危険ですのでそろそろ結界の方は解いておきましょう」


「……」


「…おや、エレム様、お気づきになられましたか?いえ、落ち着いて下さるよう。何事も――本当に何事もございませんでしたので」



本日の一口メモ〜

大自然の中で育った娘とは大変おおらかなのですよ、と言い訳をしてみる。
エルフ…金髪長髪長い耳で美形?真っ赤になって必死に言い訳をしております。


旦那様の今日の格言
「日々、罠には気をつけろ」

メイドさんの今日の戯言
「故意です」


追記:
前書きに登場人物…醜くない?
まあ良いでしょう。苦情があれば謹んでお聞きします。


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