harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜(63/153)縦書き表示RDF



した、しなかった、が重要なのではない!
そう思われた事実が重要なのだ!!

…冤罪って、怖いですよね?


harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜
作:nyao



ど-43.しめー手配





「じゃ、また明日なー」


「と、本日もご機嫌そうに女生徒に手をお降りになられる旦那様。…首尾の方はいかがでございますか?」


「なーにか厭な言い方だな。まあ悪くはないな。予想通りってところか」


「そうですか、それはようございました。それと旦那様、学長からおひとつ伝言を預かっておりますがいかがなさいますか?」


「何だって?」


「はい、『不憫な行動は慎んでください』だそうです」


「…、は?」


「申し訳ありません、訂正いたします。不憫、ではなく不穏、で御座いました」


「お前、今のわざとだろ?」


「はて、私には何の事だか思い当たりもしませんが…あえて言わせていただくとすればこうでしょうか――ふっ」


「うわっ、うわっ、なんですかその冷笑!?悪意その他諸々じゃないけど俺の全てを全否定された気がするのですがー!?」


「御冗談を」


「…ゃ。まあ、それはそれとしてだな。不穏、て俺が何したよ?」


「恐らくは女生徒の拉致監禁疑惑ではないかと。学長も毎年良い人材を派遣したくださる旦那様にあまり強くは申せないようですが。旦那様、私としましては敢えて申し上げさせていただきますが、それは犯罪でございます。お身を慎みますよう、どうかご理解のほどを」


「…まあ、そのデマがどこから出てきたのかはありありと予想がつくとしてだな。つかそれじゃ俺は濡れ衣じゃないか。そもそもあの学長の俺に対するイメージはどんなのなんだよ?」


「刷り込みましたので」


「刷り込むなよ」


「申し訳ございません」


「謝ってすむ問題じゃないからな」


「済ます気もございません」


「…何故にお前がそんなに強気なんだ?」


「いえ、私は別に。それに私は旦那様の命とあらばどのような事でも喜んでお受けいたしましょう」


「なら今すぐ俺の幼女監禁疑惑を解いてきてくれ」


「はて、私は『幼女監禁』などと、そのような事は一度も申し上げていませんが、もしや旦那様にお心当たりがおありなのですか?」


「………あれ」


「ああ、あの張り紙でございますか。なるほど確かに旦那様の似顔絵と幼女拉致監禁の疑いがかかっておりますね」


「随分と手の込んだ事するよな、お前。誰か信じた奴がいたらどうする気だよ」


「はて、何のことでしょう?」


「俺の似顔絵、お前の自作。あと、手配書の偽造。何か言う事は?」


「事実無根です」


「いや、手配書の端にお前の署名入ってるから…偽名だけど。それと何故に学長のハンコが押してあるんだよ。そもそもこのハンコが信憑性を高めてるんじゃないのか?」


「互いの利害の一致により快く共闘していただけましたので」


「それは共闘とは言わない。…しかしそうか、うむうむ。あの学長の笑った顔が想像できるな」


「それで旦那様、いかがなさいましょうか?」


「いかがって、あれの事か?」


「はい、旦那様の懸賞金につられてやってこられた賞金稼ぎの皆様の事でございます。そうですね、今囲まれているのは、ざっと五十は下りませんか。ちなみに言わせていただきますともし旦那様を捕まえて屯所に差し出せば本当に懸賞金が頂けます」


「ぅおいっ、今回のは随分と手が込んでるなぁ。よくやるよ」


「褒められてしまいました。どうしましょう?」


「あー………、一掃しろ」


「――かしこまりました、旦那様」


「ふん、賞金稼ぎ、ねぇ?まあいい機会ではあるけどな、つか街の不穏分子を排除するのに俺を巻き込むなよもしくはせめて一言くらい相談しろよな。あのタヌキの学長め」




本日の一口メモ〜

設定で何を公表したのか、次第に分からなくなってきた(汗)

新コーナぁ
『はっちゃけてみよう』
唐突ですがこの物語には『敵キャラ』などと言うものが存在します。
女の子ではありません。女の子は皆レムくん(主人公)のハーレム要員候補だとお考えください。

…決して候補止まりなんて言っちゃダメですよ?


旦那様の今日の格言
「ヒトとは噂する生き物である」

メイドさんの今日の戯言
「旦那様の構成要素には“噂”の項目がございます?」












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