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o メイドさんとご主人様
 ど-4. 穴を掘れ
「旦那様、こちらを」


「ん、何だ?」


「穴を掘りました」


「……それは見れば分かる。俺はこれが如何したと聞いているんだ」


「遠く、異国の地には恥をかいた時には穴に入るという風習があると聞き及びます。どうぞ遠慮はいりません。お入りくださいますよう」


「……どうしてだ?」


「何を仰られましょうか。旦那様の存在自体が恥そのもの。これは穴に入る他ないと思案いたしまして、至急穴を掘った次第でございます」


「いつも思うけどさ…お前、やっぱ俺のこと嫌いだろ?」


「旦那様は人を見る目がございません、と苦言を申し上げたいと思います。これほどまでに――いえ、止めて置きましょう」


「気になるぞ」


「御気になさらぬよう。私目の単なる嫉妬にございます」


「そうかぁ、嫉妬かぁ……ははっ」


「では旦那様、納得もして頂けたようなので穴にお入りくださいませ。微力ながら誠心誠意、全力で土を掛ける所存にございます」


「……い・や・だ・よっ!!」


「冗談です」


「いや、絶対本気だっただろ、お前」


「いいえ。私は優秀ですので微力ではございません。少しだけ謙虚に物を申し上げてみました。いかがでしたでしょうか?」


「…そこが冗談かよ」


「では旦那様、繰り返すようですがどうかこの穴にお入りくださいますよう」


「もう勝手にしてくれ。俺はもう行くからな、…じゃあな」


「………ふふ、行ってしまわれました。ではこの穴には予定通りに新しく仕入れました果樹を植える事にしましょうか」


本日の一口メモ〜

『隷属の刻印』
これを身体に刻まれたものは奴隷に堕ちる。
ここで奴隷とは、生殺与奪権を含むすべての権利をはく奪される事をいい、主人となったものに対しては絶対服従を強いられる。
ちなみに刻印と言っても焼印みたいなものじゃなくて魔術的な術式のようなもの。

毒電波
時々受信します。こちらはかなり稀な気紛れですが仮にリクエストがあれば頻度が増える恐れがります。

追伸:
批判、意味のある罵倒、なんでもください。作者のテンションが下がります。そして下がり続けると変な方向へ向かっていきます。暴走させたいのなら進んで批判ください。


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