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報告する事が…報告しなきゃいけない事が、いっぱいあります。
o メイドさんとご主人様
 ど-25. 侵入者


「旦那様、先日ご報告いたしました侵入者についての続報なのですが…」


「は、侵入者?何だよ、そりゃ?」


「………失礼しました、旦那様」


「て、おい待て」


「何の御用事でしょうか?ただいま私は火急の用事を捏造いたしましたので急いでいるのです」


「捏造した用事に何の意味があるんだよ?」


「当然、旦那様と同じく意味などあろうはずがございません。ですがそれが何か?」


「何か、じゃないだろ。大体さっきの侵入者云々ってのは何だよ?」


「そのままの意味です。この館に先日侵入者が現れ、それをカラーヌ様とスヘミア様と共に発見いたしました事に対する続報です」


「だから、その続報ってのは何だよ?いや、侵入者ってのも気にはなるけどそれよりも、俺は侵入者がいたなんて初耳だぞ」


「当然です。仮に旦那様の記憶が確かならばですが、旦那様に侵入者の件をお話いたしたのはこれが初めてになりますので」


「…あのな、ならどうして続報なんて言葉が出てくるんだよ。しかも続報って言うからには侵入者が現れてからそれなりの時間が経ってるって事なんじゃないのか?」


「はい、かれこれ五日ほどになりましょうか」


「何故報告しないっ!?てか気づけよ、俺!!」


「うっかりさんですね、旦那様。ですがご心配には及びません。五日ほど以前から旦那様がおられますこの空間は完全遮断されております、如何に愚鈍な旦那様であられようとも此度に限りましては気がつかなかった事は落ち度ではないと推測いたします。その証拠としますに旦那様はここ五日ほど外に出られておられないはずでございます」


「は、何それ?」


「何、と問われましても言葉通りの意味でしかございませんが?」


「…なるほど、道理でここ五日ほど何故かお前に監禁されてる気もするな〜なんて気楽な事を感じていた訳だ。てかお前何様のつもりだっ」


「何様?何様も何も、あえて当てはめるとするならば私様でしょうか。特権は旦那様の強制行使権でよろしくお願いいたします」


「強制行使権…?お前俺に何させる気だっ!?」


「それは…それは、」


「それは?つかもったいぶらずに言え」


「ではこちらをどうぞ。旦那様にさせたい一京飛んで軽く三十の要項でござます」


「多っ!?無駄に多くないか、それ?」


「様々な要因を削除した結果のリストでございます。それで大凡四半と言ったところでしょうか。ちなみにこれは今現在の希望であり日々増えてまいりますのでどうかその心積もりでお願いいたします」


「…見なくていいか?」


「旦那様がそうお望みであられるのでしたら」


「あー、そもそも、だ。その侵入者って誰だよ?今更スヘミアって回答じゃないよな、まさか」


「はい、スヘミア様とは異なっております。後、侵入者の件ですが何者かの見当はついておりますが黙秘させていただきます。こればかりは旦那様が乞われましても心積もりを変える気はございませんのでそのように」


「……いい。お前の言い方で俺の方でも大体検討がついた」


「失礼いたしました。では、侵入者の件は引き続き私の判断で行っていこうと思いますがよろしいですか?」


「ああ……ただし、やりすぎるなよ」


「その辺りは相手方も判っておいででしょう。心配は要らないかと思われます」


「だな」


「では、失礼いたしました」


「ああ、後な。後報は要らない」


「はい、心得ております。では…」


「………ふぅ。しかしあいつも、一人で背負い込みすぎだな」


本日の一口メモ〜

『館について』2
お空に浮かんでいる館。地上の方では伝説的な存在ですが、地上の方からの侵入手段が存在するので時折侵入者が現れます。昔は地上との間をつなぐバイパスラインだったのになぁ。
ですがメイドさんその他の人々はどこかのご主人さまと違って大変優秀なので問題ありません。侵入者は気づかない内に変な所に飛ばされています。
ついでに故意的な手違いでレムくんもたまに飛ばされたりします。…別に悪気があるとかじゃ決してないですよ?



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