ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
トカゲは変温動物。
…大した意味はない。
o メイドさんとご主人様
 ど-24. 寒い


「お?」


「雪、ですか」


「久しぶりに見たな。確かに寒いところに来るのも久しぶりだからな……初めて見る奴等もいるんじゃないか?」


「はい、ファイ様を始めとします新規の方々には恐らく雪を見た経験はないかと」


「そうか、それなら結構…辛いだろうなぁ。お前、わざと館に張られてた結界を解いただろ?じゃないとこんな場所にまで雪が飛んできたりしないしな」


「旦那様のお言葉の通りに。ですが偶にはこのような経験も皆様には必要かと思われます」


「…一つ、一番重要な事を言っておく」


「何でしょうか、旦那様」


「お願いしますから俺の花壇の周りの結界は張りなおして下さいこのままじゃあいつら全滅しちゃうんです」


「お断りいたします」


「即答かっ!?」


「日頃から煩わしく感じております彼奴等めを一網打尽にするこの機会、何としましても逃すわけにはまいりません。と、これが私の思惑では御座いますが旦那様に頭を下げ“何でも言う事聞きますからお願いします”とまで頼まれてしまってはいたし方ありません。…ありません?」


「ぐっ、ひ、人の弱みに…」


「弱み?果たして何の事か私にはトンと想像が付きませんが、こうしている間にも刻一刻と彼奴等めが息絶えていっているのだけは間違いようのない事ですね。……仕方ありません?」


「わ、分かった、“何でも言う事聞きますからお願いします”早く花壇のところの結界を下に戻してくれ!!!」


「嫌です」


「………っ、っ」


「そもそもとして旦那様が悲しまれるような事を私が進んで行うとお思いですか?……などと、旦那様は全くの早計ですね。走って行ってしまわれました。……何か、少々悔しく感じます。本当に花壇周辺の結界を解きこの寒空の下に晒してしまいましょうか、などと私、ただいま九割ほど本気で考えておりますね」


本日の一口メモ〜

メイドさんの秘密七具道具(不定期掲載)
其の壱
『透過晶』
何でもモノを見通せるぞ!すごいぞ!…でも嘘は見抜けないよ?

『ワールドランキング上位十名ランダム発表会』(不定期掲載)
灼眼の剣士ラライ
神速の剣士様。その手に持った剣で何でもモノをスッパスッパと切り裂くぞ!



+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。