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ファイ、活躍中
o メイドさん+幼女とご主人様
ど-185. とある下僕様の活躍2
『本日も大変良いお日柄です。あちこちで爆発や煙が上がったりもしているのですがそれも風情があってよいのではないかと思える今日この頃。

そちらの様子はいかがでしょうか? 私は元気にやっています。

今日は下僕一号様が大変ご活躍なされたのでその報告を送ろうと思います。



「じゃーん」

「…シャトゥちゃん?」

「と、言う訳で早速インタビューをしたいと思います」

「? どういう…ぁ、まさかこれまたレム様に送る――、っ!! ちょっと待っててシャトゥちゃん」

「…最近の下僕一号様は察しが良くて困ります。おかげで艶姿が中々撮れないの。レム、御免なさい」

「そんなの撮らなくていいですっ!!」

「でも期待には応えないと駄目だと私の魂が言うのです。本当に困ったものですね?」

「……うん、すっごく困ったものですよ、それは」

「でも直す気はないので万事おっけーです。それはそうと下僕一号様、今のお気持ちはいかがですか?」

「今の気持ちって…うぅ、そんな事聞かないで下さいよぅ、シャトゥちゃん」

「何故です?」

「なんでって、そんなの決まってるじゃない」

「いつも不思議に思うのですが、下僕一号様はどうしていつも活躍した時に落ち込んでいらっしゃるのでしょうか?」

「落ち込んでって…それが分かってるなら態々聞かないでよぅ」

「しかしせっかく活躍したんだからどうして喜ばないの?」

「喜ぶって、そんなの出来ませんよ。そもそも活躍じゃないし。すっごい失敗だし。…思い出したら落ち込んで来ました」

「下僕一号様、元気出してっ?」

「…うん、頑張ってみる。だからね、できれば私にあの時の事思い出させないで?」

「あの時とは私が水が欲しいって言ったときに荒野一帯を湿地帯に変えた時の事?ですがあれは住民の皆さんにすごく喜ばれてましたよ。おかげで私の信者も倍増」

「…私は全身泥だらけになって、そのあと高熱で死にかけました」

「私の献身的な看病が有ればどんな病気もイチコロです!」

「うん、シャトゥちゃんには感謝してるけどね」

「それともはびこる魔物をちょっと懲らしめた時の事? 程良く焼けたお肉が大変美味しゅうございました。でも森一つを焼くのはやり過ぎだと今でも思います」

「あれは…いきなり襲われて驚いて」

「もうっ、下僕一号様は仕方ないですねっ」

「シャトゥちゃん、どうして少しだけ嬉しそうなの?」

「私、嬉しそうですか?」

「うん、って、だから私の失敗を思い出させないでよぅ」

「でもレムへの報告がまだ。今日下僕一号様が光を纏って空――」

「シャトゥちゃん!!」

「…うむ?」



真、残念ではありますが下僕一号様に泣いて懇願されたのでこれ以上は止めて置きます。

下僕一号様は恥ずかしがり屋で困ったものです。ですがそこがそそりますか?

では、また機会がありましたらお手紙を出したいと思います。



かしこ







「最近、神の奇跡とやらが地上の方で囁かれているようで御座います、旦那様」

「神の奇跡、ね。…あながち間違ってない表現なのが怖いよなぁ」

ファイの活躍やお手柄は必ず、無意識もしくは偶然の産物です。意図的にファイさんが活躍できる事は御座いません。


とあるお方のコメント×2

「……ふぅ」

「どうかしましたか、女神様?」

「あの光をまとった神々しい姿は私にもちょっと真似出来ないと思っているだけですよ、出来損ない」

「……女神様はあれを真似したいんですか?」

「だって、光をまとって空から登場なんてまさに神…神々しいじゃないですか?」

「頭から突っ込んで、そのあと地面に上半身が埋まったとしてもですか?」

「あ、それは除きます」

「ですよねぇ」

「えぇ、あれは私も嫌です」

「何か、初めて女神様と意見があった気がします」

「私もです。と、意気投合したところで――」

「私をお義母様なんて舐めた言葉吐くんじゃないわよ、女神様?」

「――、……この出来損ない」



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