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諦めなさい。きっと全てが上手くいく
(嫌だ)

シャトゥの番っ!

o メイドさん+幼女とご主人様
ど-103. 何事にも理由は憑きモノです



「だんなさま、茶」


「…なぁ?」


「なに、だんなさま」


「一体何のつもりだ、シャトゥ?」


「なにとは?」


「その呼び方の事だ」


「呼び方…うむ、母様の真似をしているところ。我も母様を見習い立派なメイドに早くなる為」


「いや、あいつ立派違うし。そもそもメイドつーか……ゃ、第一として将来のなりたいものがメイドって言うのはどうなんだよ?」


「どうだ、とはどういう意味、だんなさま?」


「いや、それはもういいから。普通に呼んでくれ。じゃないと何か落ち着かない」


「そう?…うむ、分かった。ならレム、それはどういう意図…意味??」


「意味、と言われてもな。だって、なぁ?メイドだぞ、メイド。誰が好き好んでなりたがるんだ?」


「…我?」


「いや、そりゃ、そう…なのか?」


「うむ。恐らくは、そう」


「いやいや待て待て。シャトゥがなりたいのは甚だ不本意ではあるがあいつ――お前の言うところの『母様』みたいになりたいんだろ?」


「うむ」


「ならあいつは別にメイドってわけじゃない。だからお前が将来なりたいものもメイドってわけじゃない、って事だよな?」


「うむ?…なら母様はどうしてあの服を着ている?」


「…はて?そう言えば何でだったかな……」


「レムにも分からないの?」


「いや、ちょっと待ってくれ。確か覚えがあるはず。えっと……」


「レム、思い出せそう?」


「あぁ、いや、もうちょっと………、あ」


「レム?」


「あああああああああ。いや待ってくれよんなバカな。でも正直これしか思い当たる節が」


「どうした?」


「あ?……シャトゥか。いや、なんであいつがあんな服装してるのかを思い出してな。はぁぁぁぁ」


「どんな理由?」


「そんなに目を輝いて聞くような内容じゃないぞ?…まあ、ある時な、ちょっとした用事で大きな屋敷に入った時にな、ふと目に入った服があって、それを半分ほど冗談で『この服、お前に似合いそうだよな?』って言ったんだよ」


「半分冗談、と言う事は半分本気だった…?」


「いや、そこは突っ込むところじゃないから。…で、あいつが『そんな趣味だったの?』って聞いてきたからその時は『さぁ、どうだかな』って恍けといた」


「レム、真面目に答えないと駄目」


「…まぁ、あの時真面目に答えてれば状況が今とは違ってたのだろうけどなぁ。…翌日から何故かあいつはメイド服だった。ついでに正しい服装は正しい礼儀から入るもの…だのなんだのほざいて、今の言葉づかいになってる、かな?」


「…うむ、よく分かった。つまりレムが全部悪い?」


「それを言われると身も蓋もないのだが、そう…なのか?シャトゥはどう思う?」


「……、大丈夫。母様がいつも言ってるから」


「あいつが?どんな事を…?」


「正直者はバカを見る」


「…、いや!それはダメだろ!?つかなんて事を教えてるんだよあいつはっ!?」


「だからきっとレムもバカを見てる。その時の母様の行動にもきっと何か裏があるはず」


「いや、しかし……あぁ、こう言う事はあいつに直接聞いた方がいいな。それとな、シャトゥ、今言った事は忘れなさい」


「今言った事?」


「正直者は馬鹿を見るって言葉だ。正直な人は救われるのが正しいの、分かったか?」


「…レムは救われたい?」


「……正直者は時に相手を傷つけるものなんだ。それと、いいな?ちゃんと忘れるんだぞ」


「レムがそう言うなら……母様に聞いてみてから、そうする」


「――意味ねぇ」


「レムは無駄がすき?」


「…いや、もういいや。ほら、シャトゥ、あいつに忘れてもいいかって聞いてこい。もし駄目って言われたら俺のところに戻ってこいよ。別の方法を考えるから」


「むー……うむ、分かった」


「……しかし、あいつは一体どんな教育を…。一度問い詰めて、み直してみる必要有り、かねぇ」



メイドさんが手塩にかけて育ててらっしゃるお嬢さん。素直ないい子に育っています。


旦那様の今日の格言
「記憶にございません…はある意味禁句だ」

女神さまの本日のぼやき
「憧れるぅ…で、いいの?」


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