あとがき
終わりました。終わって、しまいました。
まずはお礼を言わせてください。
お気に入りに入れてくださった方、ポイントを入れてくださった方、感想を下さった方、そしてなによりも最後まで読んでくださった読者の方々、本当にありがとうございました。こうして投稿していて読者の方から反応が返ってくると、本当にテンションが上がって「続けていこう」って思ったものです。
この「乱世を往く!」が完結できたのは、ひとえに皆様のおかげでございます。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
さて、せっかくこうして「あとがき」と銘打って一話分投稿するのですから、少しばかり「乱世を往く!」について語ってみようかなぁ~、と思います。
――――この話のコンセプトについて。
この話を書くに当って一番根っこにあったのは「個人が歴史に与える影響」でした。まあつまり「主人公が好き勝手やって、それで歴史が動いたらおもしろそうだな」というわけです。
実際、イストが聖銀の製法を暴露したことで教会が資金難に陥り、それを解消するべく十字軍遠征が計画され、そこからクロノワとシーヴァの最終決戦に繋がっていくわけですから、だいたいやりたいことはやれたかな、と思っております。
――――主人公について。
話のコンセプト上、主人公は表舞台に出ない、という設定は早い段階から決まっていました。だけど歴史は動かさなきゃいけない。ということで凄腕の魔道具職人、ということになりました。これならイスト本人が動かなくても、作品が活躍してくれますから。
感想の返信かなにかで一度書いたことがあると思うのですが、主人公というのは特別な人物です。というよりも特に別でなければ話なんて作れないです。だけど、イストに関してはその特別さの理由を血筋に求めたくなかった。「あの人の子孫だからすごい」っていうのは違うと思うんですよね。「どんな高貴な血筋も、祖まで遡れば馬の骨」というのが新月の持論です。
そんなこだわりもあって、イストに関しては血筋に関することは何も書きませんでした。あくまでもイスト本人がすごいんだ、ってことにしたかったんです。
――――「無煙」について。
ご存知、煙管型禁煙用魔道具でございます。小説というメディアで、しかも新月の絵の才能が絶滅していることを考えると、キャラクターをイラストで紹介することは不可能でした。
だけど特徴を持たせたい、特に主人公は。そう考えた結果、イストに持たせることにした小道具です。
――――ニーナについて。
ニーナのキャラメイクについては、以下のような思考の変遷がありました。
→いつまでもイストの一人旅ではつまらない。
→じゃあ旅の道連れを出そう。
→どうせなら弟子にしてしまえ。
→弟子ならイジられ役だろう!
でもまあ、最後はニーナがまとめてくれたわけですし、随分といいキャラになったと思います。
――――ジルドについて。
彼のコンセプトは「紳士な戦闘狂」。主人公が魔道具職人でそんなに強くないという設定だったので、本来主人公が持つべき戦闘能力をもつキャラ、という位置づけで出しました。こいつの戦闘シーンは書くのがたいへんだったなぁ………。
――――クロノワについて。
イストは表に出てこない。じゃあ歴史の表舞台に生きるキャラが必要だ、って作ったキャラです。もう一人の主人公とも言うべき存在です。ただイストとの絡みが予想以上に少なかった。そこだけちょっと不満。
――――「ヴ」が多いことについて。
アールヴェルツェ、シーヴァ、オーヴァ、ヴェート、シルヴィアなどなど。「ヴ」の付くキャラが多いです。というか新月のネーミングのクセなんでしょうね。かっこいい文字が使いたい。安直です、はい。
話は違うんですが、小説を書いていて何が大変だったってキャラの名前を考えるのが大変でした。ラノベのキャラの名前をもじって使ったりとか、よくしてました。
例えば「ジルド・レイド」。この名前の場合、そのまんま「ジルドレイド」という方が数々の作品にいらっしゃいます。ちなみに新月が参考にしたのは「頸」を使うおじいちゃんです。わかるかな~?
――――イストの大怪我について。
イストとヒスイをくっつけるのは、ヒスイを出した時点で考えていました。ただ、イストの奴はほっとくとすぐにいなくなってしまいますからねぇ。恋人の帰りをひたすら待つ、なんて幸薄なことはヒスイにはさせたくなかった。
なわけで、イストの足をぶった切ることにしました。ヒロインの幸せのためなら、主人公の足ぐらい喜んでぶった切りますとも。ええ。
さて、なんかぐだぐだになって来ましたね。ここらで止めておきましょう。でも「これについて教えて」みたいな要望があれば追加するかもしれません。
あと今後の予定ですが、後もう一つ簡単な「人物表」を作って終わりにしたいと思います。
最後に、ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました!!