エピソード14 セックス アンド ザ シティー チャーリー編
さて、タップの話がだれてきたので、重要な「セックス アンド ザ シティー」の話に飛んでみたいと思う。
サムと一緒にいた4年近くは、かなり落ち着いていた。
一緒に住んでいたし、目標もあった。
サムとの別れは少しずつ、少しずつやってきた。
「ありがち」だけど、20代で、二人とも同じタップダンスをやっていて、
お互い、この国では、「外国人」で。
お金のこと、将来のこと、ダンスのこと、仕事のこと、
不安、不満、疑問が、なんとなくぶつかり合うようになった。
サムはとても寛大で、沢山の愛情を注いでくれたけど、
そんなサムでさえ、だんだん、私と一緒にいることが、辛くなってくるのが、
手にとるようにわかった。
自分自身に対する苛立ちを、お互いにぶつけてしまう日々。
「一度、距離をおいて、別居しよう」の時点で、終りの日が近いことがわかっていた。
一度に衝撃がこないように、お互い、少しずつ、少しずつ、痛みを感じながら、別れていった。
サムと私の4年半くらいにわたる付き合いが終わると、また、
とめどない「セックス アンド ザ シティー」の毎日が待っていた。
4年間という長い年月、一緒にいた人の「穴」を埋めるのは、たやすいことじゃない。
っていうか、「4年間ぶんの時間」が必要だ。
いつも、私の近くにいてくれたの、チャーリー。(チャイニーズ・アメリカン)。
大学院で建築を勉強していて、とても、物静かで、頭がよく、私にはひたすらやさしかった。
同じ、アジア人同士ということで、価値観や考え方を共有できることが多く
私の悩みをいつもきいてくれた。
チャーリーとは、友人→「セフレ」。「体関係のある大切な友達。」になった。
だけど、そんなに、共有する時間や価値観が多い人と、それで終わるはずはない。
ある日、チャリーがずっと黙ったまた、何も言わないので、心配した私に、彼は言った。
Do you mind if I said I love you?
「愛してる」って言ったら困る?
ね?これがチャーリー。
思いやりがあって、空気がよめるから、私はチャーリーが好き。
「愛してるよ」と言ってしまう前に
「この言葉を言ったら、りずむがすごく困るのではないか?」って考えてくれる。
でも、やさしすぎた。チャーリーは私には優しすぎた。
そして、とても好きだったけど、彼の気持ちにこたえられることは無いだろう、と
思ったから、「もう会わない」ってことにした。
これが、私のチャーリーへの思いやり、、、みたいな?
私も、片思いを沢山しているから、愛しても、愛されないことがあるのを知っているから、
期待させたくなかった。
期待させて、裏切りたくなかった。
チャリーとは、日本に帰ってきてからも、メールをすることがあった。
もう、時間がだいぶたっているし、お互いどうしているのか、気になっていたから。
だけど、昨年の秋、私が結婚を報告したメールを最後に、チャーリーは1個もメールを返さなくなった。
とてもつもなく、寂しい思いだったが、チャーリーにとっては、まだ受け入れられない事だったのだと思うから、仕方が無い。
とても、大切な友人だし、なにより、かけがえの無い「一定の時間」を共有した友達なのに。
会いたいな〜。チャーリーに会いたいな〜。
でも、チャーリーはもうメールに応答しない。
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