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  がんとNY  作者:りずむK
エピソード2 騙された!悲惨なアパート!
★ワンポイントイングリッシュ 

furnishedファーニッシュ=家具付 

●plunger (プランジャー)=トイレが詰まったとき、がぼがぼやる道具。吸引式、下水掃除棒。
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NYのアパートは、自力で探した、日本人経営のファーニッシュ(家具付)賃貸。
人からの知識をもとに、比較的安全な地域の物件に決めた。
79STアッパーウエストサイド。

私は最初の一日目で「日本人経営を信じるな!」という教訓を胸に刻み込んだ。
なぜなら、そのアパートは、「無知な日本人を食い物にする、超ぼろぼろで悲惨なアパート」だったからだ。

普通なら当然、物件を見てから決めるのだが、日本から来る場合は、ホテルのように先に予約して
予約金も払い込みなので、行ってみたらひどくても、キャンセルできない仕組み。

1ヶ月10万円というそれなりの値段をとっているが、その場所はほぼ「倉庫」だった。

まず
●半地下
窓は1個あるけれど、半地下(ほぼ1階)なので、窓には鉄格子がはまっていて、まるで牢屋だ。

そして
●ファーニッシュ(家具付)
家具とは、ごみ置き場でひろってきたベッドや、ソファー(モチロンぼろぼろにやぶけて
中の黄色いスポンジが飛び出している。)←絶対にそこに寝たくない。

さらに
●トイレのドアが半分しか開かない 
ベッドとソファーで部屋が埋まってしまっていて、トイレ(バス)の扉が半分しかひらかない。←太っている人だったら入れない。

プラス、
●シャワーと洗面所の水は茶色
 蛇口からきれいな水は出ず、茶色い水がちょろちょろでるだけ。しかも排水溝はつまりっぱなしで水が流れない

最後に
●部屋中をゴキブリとねずみが走り回る 

ここまでくれば「完璧っ」て感じだ。

第一日目から不安たっぷりのスタート。
私は、初日から、ゴキブリやねずみにおびえて過し、ほとんど眠れず、
夜が明けたら、ダッシュで近隣のダンススタジオ「ステップス」へ行った。

「ステップス」は74STのブロードウェイにある、有名なダンススタジオだ。
朝9時半からバレエのクラスがやっているので、とりあえず、朝のクラスを受けて
そのアトは、ステップスのきれいな木の廊下でバク睡した。

私のアパートに比べれば、ステップスの廊下は天国だった。
シャワーもトイレもほとんどそこですませた。
ステップスの廊下が我が家になり、多くの日本人が行ったり来たりするので
顔見知りができ、「お勧めダンスレッスン」の情報なども仕入れた。

NYで最初に覚えた単語は「プランジャー」。 
日本語でも、なんと言う名前か知らないから、辞書もひけない。
つたない英語で、デリ(コンビニみたいな24時間の店)に行って、
「トイレがつまって、水が流れないので、ごぼごぼってやるやつ」
を一生懸命説明した。 

「トイレット」と「くろっぐ(つまる)」という単語で、結構すんなり伝わり
「oh, you want a plunger!」(はい、プランジャーだね。) と、トイレのつまりを直す道具を手に入れた。
NYでは、これなしには生きていけない!くらいの必需品だ。

NYでの最初の単語はプランジャー。

そして最初の教訓は「日本人経営に騙されるな!」 

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追記
★ ステップス 「Steps on Broadway」 http://www.stepsnyc.com/

ジャズ、バレエ、タップダンス。

特に朝のバレエには、あの映画「ホワイトナイツ」で有名になった
バルシニコフもきていた。

バレエ大嫌いだった私だが、バルシ二コフ見たさに朝のバレエを受けていた。

他にも朝のバレエには、NYシティーバレエの団員などが多くきていた。

今はもういないみたいだが、私は当時「スージーテイラー」という先生のクラスにめちゃめちゃはまって
月曜から金曜まで毎日彼女のクラスを受けていた。
女性とは思えないダイナミックなジャズダンスの先生だった。




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