ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  がんとNY  作者:りずむK
弟十五話 ケイのメール
9,11のあの日から、もう7年。

NYのケイと東京の私は今、MIXIでつながっている。

頻繁に連絡を取り合うわけじゃないけれど、時折、お互いの日記を見ては
「ああ、元気にやってるね」と確認しあう。

私はそのたびに私は、「ほらね、まだNYにいる」と心の中で、くすくす笑っている。

昨年、私は結婚した。
その日記を見て、ケイが久々にメールをくれた。 
________________________
ケイのメール

ほんと、今でも俺がNY行く日に、りずむが、あのマンションのベランダから弱々しく手を振って
送ってくれた姿を明確に覚えてるよ。

当時はほんと「なんでこんなに弱っている人を残して、海外なんかにこれるんだろう?」
と、そんな自分を恐ろしく思った時期もあったけど、
最終的に元気になって 良かったです!! 

俺もあの時(まあ今でも)子供だったし、りずむが病気になってどうしていいのかわからなかったし
もっとできることあったなーと今では 思うよ。

俺の親父は癌で死んでしまったし、ほんと生きてること、生かされてることに毎日感謝して生きてるよ。 

お互い健康には気をつけて楽しくいきましょー。
では今日も良い一日を!
___________________________
そんなことないよ、ケイ。
ケイは私を置いて行ったんじゃなくて
私が元気になるのを待って、行ったんだよ。

そして、そうだね、生きていれば、今でもこうやって、メールしたり
お互いの活動を応援したり、お互いの幸せを願ったりできる。

生きていて良かったね。
生きていて良かったね。 

私もケイがそばにいてくれたことは忘れないよ。
そして、生き延びることができたこの命
誰よりも大切にして生きていくよ。

誰よりも、大切にして生きていくよ。 

ありがとうケイ。 
ネット小説ランキング>恋愛シリアス部門>「がんとNY」に投票 りずむKの小説を読んだら、是非!あなたの一票を投じてください。めちゃめちゃはげみになります!


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。