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200文字小説

最後の願い(200文字)

作者: うわの空

 最愛の妻が今、私を置いて旅立とうとしている。

 何十年も共に生きてきた妻が、私を置いて逝こうとしているのだ。


「頼む、お前! 目をあけてくれ!!」


 私の願いが届いたのだろうか。妻はうっすらと、いや、



 

 目玉が飛び出そうなくらい、カッと目を見開いた。




 心肺停止を告げる、ピーっという電子音が、病室に響いた。

 妻はカッと目を見開いたまま、あの世へ旅立った。

 カッと目を見開いたまま、旅立った。




 私はそっと、妻の目を閉じた……。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 旦那さんにとって良かったのか悪かったのか……。 そっと、閉じてあげるところに、旦那さんの奥さんへの愛を感じました。
[良い点] めっちゃ笑いました。
[一言] 予想はしていた…… 予想はしていたはずなんだ なのに なのにどうして 読後の感想が「どうしてこうなった」 しか思い浮かばないんでしょう?
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