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異世界で始める人生改革 ~貴族編〜  作者: 桐地栄人
〜第一章〜 幼年期
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SS レイシアとのお遊び

コウとメイが出ます。

2日後までには彼らを買う閑話入れますので気軽な感じで読んでくださいm(_ _)m

僕の名前はレイン・デュク・ド・オリオン

現在3歳と5ヶ月っす。


レベルも順調に上がり、魔法レベルも順調に上がってきている。

食べるものにも苦労しないし、まだまだ読みたい本はたくさんある。

正直ひまっちゃ〜暇なんだが忙しいと言えば忙しい。

そんな俺の元に最近同じく3歳になったばかりのレイシアがよく遊びに来るようになっていた。


「レインおにいちゃま〜あしょぼ〜!」


と舌ったらずな言葉を発しながら俺の部屋までわざわざやってくる。


「プロウスがいるじゃないか」


「やー!プロウスおにいちゃまきらい!」


おう…嫌われるの早すぎだぞプロウス。


「いま僕、ちょっと忙しいからまた今度遊びましょう」


「やー!いまあしょぶの!!」


わがまま盛りの3歳児である。

出来ればご遠慮させていただきたい。

小さい女の子と遊んでいる自分の姿がなんか恥ずかしいからだ。


「昨日も遊んだじゃないか。

今日はゆっくり休ませて欲しいのだけれど」


本当に最近毎日やってくる。

そろそろ休ませて欲しいです。


「やー!いま!いまじゃないとやー!」


…あ、そうだ。


「スクナに遊んでもらうのはどうだい?」


渾身の策だと思う。

思いついた俺を褒めてやりたい。


「やー!おにいちゃまじゃないとやー!!」


そして破られる。


「わかったよ。

で何をして遊びたいんだい?」


選択肢如何によって俺の羞恥度が大きく変わる。


「おままごと!!」


ああ、神よ…。


「あい…」


選択肢の中でも最悪に近いものだった。


暫くして準備が整った。


配役はレイシアと俺とスクナと俺がつい先日買ったばかりのコウメイ兄弟だ。


配役表


レイシア 妻

スクナ 夫

コウ 兄

メイ 弟

俺 犬


以上だ。


さて…始めますか…。


スクナ「ただいまかえりました」


レイシア「おかえりなしゃい!きょうもおつかれしゃま!」


コウ・メイ「「おかえりなさい、お父様」」


俺「わん!わん!」


レイシア「ごはん?おふろ?それともわたし?」


スクナ「ではご飯をお願いします」


俺「わん!ワオーン!」


レイシア「レイン!うるしゃい!」


俺「……」


レイシア「しゃあできまちたよ!コウ!メイ!きてー!」


コウ・メイ「「はい!」」


俺「わん!ワオーン!」


レイシア「レイン!うるしゃい!!」


レイシア「コウ、メイ、がこうはどうでちたか?」


コウ・メイ「「はい!楽しかったです!!」」


俺「わん!ワオーン!」


レイシア「レイン!!」


俺「……」


レイシア「コウはがこうでなにかいいことありましたか?」


コウ「はい!お友達がたくさんできました!」


レイシア「そうでしゅか!それはよかったでしゅ。メイは?」


メイ「はい!お友達がたくさんできました!」


レイシア「そうでしゅか!それはよかったでしゅ」


俺「わん!ワオーン!」


レイシア「レイン!ちゃんとやってくれないとごはんぬきにしちゃうからね!!」


俺「……」


レイシア「まったく…。ちゃんとしちゅけをしないからこうなるのでしゅよ!あなた!」


スクナ「はっ!申し訳ありません!」


レイシア「ちがいましゅ!そこは、おまえだってちゃんとしちゅけをしてないじゃないか!だよ!」


スクナ「はっ!申し訳ありません!

おまえだってちゃんと躾をしていないじゃないか!」


俺「なんだと!!」


スクナ「も、申し訳ありません!レイン様!」


レイシア「レインおにいちゃま!ちゃんといぬやってくれないとダメ!!」


俺「クゥーン」


レイシア「もう!まったく!コウ、メイ、ごはんおいちかったでちゅか?」


コウ・メイ「「はい!とても美味しかったです!」」


レイシア「それはよかったでしゅ!」


俺「ワン!ワン!」


レイシア「レインはバツでごはんぬき!」


俺「………」


レイシア「もう!コウ、メイがこうでしゅきなひとはできまちたか?」


コウ・メイ「「はい!出来ました!」」


レイシア「そうでしゅか!どんなこなの?」


コウ「聡明で」


メイ「誰にでも優しく」


コウ「強く」


メイ「美しい方ですね」


レイシア「そうでしゅか、そうでしゅか!

どのいえのこなの?わたくちがなかをとりもってあげる!」


コウ・メイ「「レイン様です!」」


俺「わん!ワオーン!」


レイシア「もう!!コウ!メイ!レインおにいちゃまも!おかあしゃまにいいつけてやる!!」



「……ふう〜きょうも大変でした」


「「「はっ」」」


いろいろ突っ込みどころが満載だ。

取り敢えず俺犬って貴女……。

学校は王都に一つしかないから毎日通うのは不可能だ。

基本的には寮に入れることになる。


「貴方達、楽をしないでくださいよ、特にコウとメイ」


「そんなこといわれましても」「こまります」


「他はまだしも最後のなんですか、美しいって貴方達もう少し別の言葉があったでしょうに」


「正直に」「申し上げただけです」


ウソクサ。


「あとスクナ堅すぎ。

奥さんに向かってはっ!はないでしょうに」


「はっ!申し訳ありません!」


最近スクナの態度がカチカチになってきた。

お母様の教育か。


「レイシアも懲りないな〜」


あれに懲りずまた明日になるとケロリと忘れてまた俺の部屋に来るのだ。


「まったく……こんなことがいつまで続くのでしょうか?」


そう言って部屋に戻る俺だった。

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