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たとえば―。
作:八代ゆかな



プロローグ


     

 異なる人生、異なる環境、異なる文化。

 生きているものは皆それぞれ異なった性格を持ち、周りの環境によってその世界観を作り出し、その場に順応して生きています。

 ですが、この地球上で生きているものの根本は皆同じではないでしょうか?

 この世界に誕生して、成長して――。

 この物語にはたくさんの人、たくさんの運命とその分かれ道、たくさんの境遇におかれながらも人は生まれ、生き、そして花を咲かせて散っていきます。

 その繰り返しの世界の中、人はそれぞれの生き方を貫き、苦悩しながらも生きています。

 人には、それぞれ異なった愛の形があるように、それぞれ異なった幸せの形もあるはずです。

 それを手に入れた人は、ほっと一息肩の荷を降ろすことでしょう。

 たくさんの人生の中、人は懸命に幸せという名の蕾を追い求め、彷徨っているのでしょう。

 あなたの腕の中には、幸せの蕾はありますか?

 形として目に見えるものではありませんが、人にとってはとても大切なものの形です。

 腕の中に閉じ込め、蕾からあなたがきれいな花を咲かせるのです。

 一度手に入れた蕾はあなたから手放さない限り、逃げることはありません。

 逃げることはありませんが、手に入れたことの安堵感で放って置くと苦労して手にした蕾も消えてなくなりますからご注意を。

 その花が咲き続けるのも、すぐに散り行くのも全てはあなた次第です。

 この物語の人たちはどのような幸せの形を掴まえる事が出来るのでしょうか?

 そして、どのような花を咲かせられるのでしょうか?

 では、この物語の住人たちの人生のほんの一部を覗いてみましょうか?

 


話の第一部分だけを順に並べてます。

話の続きに興味をもたれましたら――全部の第一部分をのせ終わったあとに、第〜幕というように続かせますので、読んでくれれば幸いです。











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