透明人間
僕は透明人間になった。
京子ちゃんの着替えも、トイレも、お風呂も、恥ずかしいところも見放題。
ずっとずっとずぅ〜っと、京子ちゃんと一緒だね。
あぁ、京子ちゃん、君に触れたい。
けれど、触れたらこのすてきな魔法が解けてしまう。
触れられない、見ているだけ。
でも、君は僕だけのもの。
君の笑顔も、無邪気な顔も、その泣き顔も。
今日、京子ちゃんは白い菊を持って登校した。
そういえば、僕はどうして透明人間になったんだっけ?
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