心地よい重さ
がたん、ごとん……
あたたかな春の日差しが降り注ぐ。
まどろみから浮上した俺は、そっと隣を窺った。
『満点の星空が見たい』
飲みかけのビールを煽り、唐突に言った彼女。
毛布と椅子を持ち、最終列車に乗って山奥へ。
キンと澄んだ星空の下、始発まで空を眺めてた。
思いつきの、行き当たりばったり。
でも、こういうのもたまにはいいか。
彼女は、俺の肩に頭を乗せて眠っている。
その、心地よい重さを感じながら、俺は再び目を閉じた。
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