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作:櫻 紫陽



リンの絵画教室


今朝は小鳥の鳴き声でかなり早く目が覚めた。
昨日は話が弾んで、結局オズマさんの部屋に泊まってしまったし・・・・・・
リンはあの部屋で一人で寝たことになる。
可哀想なことをしてしまった。

「 ふ〜・・・・・・ 」

目を閉じて深呼吸。
やっぱり、グラウンドとはどこか空気が違う。
あの空気の匂いだけが少し懐かしい。
朝練サボってるなぁ・・・・でも下手に外に出て迷ったりしたら・・・・・・

それは怖い。森あるし。

てか、この森深そうだなぁ・・・・・
窓の外には、スギのような木が青々と茂っている。
この屋敷、正面玄関の方は街に面してるけど裏手はすぐ森だ。
鹿とか、兎とか、下手すれば狼とか熊も出るらしい。
御伽噺の世界だな。
すごくメルヘンチック。
ぶっちゃけ、自分の趣味じゃないと思う。
対してリンには・・・・・・
出逢って二日でこう言うのも何だが、リンは俗に言う【乙女系男子(?)】ていうか・・・・・・
こういう世界がすごく似合うような気がする。
リンは少女漫画に一人は居そうなキャラだ。
言ったら怒るかもしれないけど。
顔は同じなのに、自分とはこんなにも違う。
リンの事は知りたいとはあまり思わない。一緒にいたいとは思うけど。
リンはどうなんだろう。

「 はぁ・・・・・・タダイマ〜・・・・・・・・・あれ 」

瞳に映ったのは、空っぽのピンクだらけの部屋。

リンどこ行ったんだろう。









「 おはようございます。お二人と、も・・・・・・ 」
オズマの頭の上に ? が浮かぶ。
「 何やってらっしゃるんですか・・・・・・ ? 」
「 あぁ、オズマか・・・・・・・ 」
ぐったりしたハンスが少し顔を上げて苦笑いした。フェルナンドはテーブルに突っ伏して動かない。

《 まだまだ教える事はありますよ 》

「 か、勘弁してくれリン・・・・・・・・ 」

紙の散乱した部屋。
慣れない徹夜で憔悴しきった兄弟は、半日ベットから起き上がることは無かった。


もうシリアスじゃなくなって来てますね。
すいません。






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