スウィートLOVEバレンタイン(3/5)縦書き表示RDF


スウィートLOVEバレンタイン
作:桜草



conan/ayumi


AM9:00



「コナン君!私のチョコレートあげる!」

「あーズルイ!アタシもよー!」


あーあ。やっぱりコナン君はもてるなぁ・・・・。
歩美も一生懸命作ってきたのにぃ!いつあげよう・・・。


窓際でしっかりと見つめる。
目の前の彼を見てそう思う。
周りには女の子たちが群がっていた。

とてもじゃないけど渡す暇なんてない。


「吉田さんは?」

「わぁ哀ちゃん!びっくりしたぁ。」

「吉田さんは彼に渡さないの?」


彼女の言葉にドキッとした自分に焦る。

そうだ・・・急がなきゃ・・・早くコナン君に渡さないと・・・。


「うっうん!そうだね・・・。ねえ哀ちゃんはコナン君に渡さないの?」

「え?」

「コナン君のこと・・・どう想ってるの?」


顔を逸らす彼女を見つめる。
流れる赤みがかかった茶髪、切れ長だが大きい瞳、どこか寂しそうな表情。
物凄く綺麗・・・。


「別に江戸川君のことは、仲間であること以外なんとも思ってないわよ。」

「哀ちゃん・・・本当にそうなの?」

「ええ・・・安心して。誰もあなたの彼なんか取らないわ・・。」


真っ赤になったのは自分でも分かる。




「私はあなたのことを応援するわ。」




気持ちがフッと楽になる。
静かに笑って正面を見てくる親友に、精一杯笑った。


「ありがと!哀ちゃん!」

「そんなことより、早く彼に渡しちゃいなさいよ。他の人にとられてもいいの?」

「やっやだ!歩美、負けない!」


相変わらず女の子たちに囲まれている、彼の方へ行く。



「コナン君!いつもありがと!これ、歩美からのチョコだよ!」

「ああ、ありがとう歩美ちゃん。」


コナン君・・・笑ってくれた・・・。
歩美のチョコが一番おいしいんだからっ!

大好きだからね、コナン君!



明るい朝。今日はバレンタイン。












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