あなたは今笑っていますか?……泣いていますか? 私は……あの日からずっと、あなたにした大きな過ちが心にひっかかったままです。 許してもらえるなんて思ってない。 でも。 もう一度会いたい。 謝らせてほしい。 私にとってあなたも大切な人間だったのだと、ちゃんと話したい。 もう無理な願いなのでしょうか? 親は? と聞いた私に、あなたは答えた。 「オレはライオンの子」 あの時は意味もわからず、変な男だと思ったけれど、今になって思う。 あなたは、ライオンの子。 誰の子でもないあなたはライオンの子。 孤高のライオン――― 神様、お願いします。 彼に会わせてください。 もう一度。 もう一度だけでいいから。