一、旅立ちし者よ。
『朝起きたときの話10』を『夢から覚めても』と『フェンスの向こう』と『十字架』から思いつけない作者は閃いたのであった。
それでは、本編へアデュー。
紡がれる、自分の心――届くことを、伝わることを願って――るぁぁぁぁッ!!
CROSS! Fantasia〜もしもを超えての、想いの交差を〜
ああ……鍋がうめぇぜ、うますぎるぜこんちくしょー。
「おい、ナレーション。っつうか作者……さっさと話進めろよ」
いいじゃねぇか伊達主人公。カニ鍋のよさをちょきちょきっと語るくらいどうってことない、っつうか文字数が増えておじさんは万々歳だよぉ?
「失せろ」
てめぇこそ失せやがれ脇役型主人公風情?
「……作者でも言っていいことと悪いことがあると思うのだが?」
そう思わせてるのもおじさんだからなぁ。実は痛くも痒くもないんだなぁ。
「……読者に逃げられても知らんぞ?」
――ちっ、たかがハーレムの分際で俺を諭しやがって。女の一人や二人や百六十人くらい分けやがれ?
「いや、百六十人とか不可能だから」
ぅぅむ、そうだなぁ。たとえ盛ある雄犬クズ野郎でも無理だよなぁ……
「……進めねぇと神技使うぞ」
説明しよう。
神技。
神業とともに勇者に宿される力のひとつでぇ、ド◎クエでいうギガスラッシュってところかなとおじさんは思っちゃうぞぉ?
「説明じゃねぇし……」
説明しよう。
神業。
神技とともに勇者に宿される力のひとつでぇ、ド●クエでいう三連続攻撃とか命中率百パーセントとか痛恨の一撃とかかなとおじさんは言っちゃうぞぉ?
「いやだから、説明じゃねぇって――」
説明しよう。
王都ギルセルク。三英雄の一人【銀の首輪の小英雄】ロバート・ギルセルクが初代王として築き上げた武の国。住民には『魔力』が流れていないため『魔法』は使えず、三代王『刃・剛』ガルディッシュ・ギルセルクの発案した『奇跡』を主に行使する。剣、槍、斧、鉈、矛、銃を基盤として開発された、長爪、突牙、刃重盾などの『特異武器』が流通するようになりはじめている。
しかし『特異武器』は高価。この世にひとつしかない、なんてのも日常茶飯事。人の英知が作り出した『武』は穢れきこと荒波のごとし。それでも、三英雄の使用していた『神装武器』の足元には及ばないんだってばよぉ。
「……何も言わん。結構説明ぽかったし」
説明しよう。
王都ギルセルクは四つの円を内接させた正方形の形をしている。
四つの円どれにも当てはまらない区域は鉱山、わかると思うが鉱山の説明もしておこう。
武器製造のための鉄や銀の発掘する場所。それが鉱山なぁのぉだぁッ。
で、四つの円の交点もとい正方形の中心点を、王都ギルセルクの『王宮』と言う。
現王『見い出しし勝者』ダオネシス・ギルセルク。王位第一継承者『殺戮へ詠う鎮魂歌』ミキ・ギルセルク。王位第二継承者『処斬の繰り手』ユイ・ギルセルク様がSTAYなされているのだからおぼえておくがよろしアルネー。
「……何も言えん」
おっと。勉強の苦手なカス主人公にはちと難しかったかなぁ?
「ふむ。まあ、そんなことがわからなくてもできてしまうのがRPGの長所。
ド▲クエやスーパーマーケットマリオブラザーズがそれに当たる。そうだろう?」
うむぅ。まあ、設定なんてのは作者が気にするくらいだからなぁ。おじさんなんて言ったらいいかわからないなぁ。御劉くんはいつもめんどくさいこと言うから困っちゃうよぉ。
「はーい。作者のバカやろー。質問でーす」
なんですかー、アホ間抜け主人公ー、質問聞いてやりますよー。
「なんで御劉の武器がPDWなんていう、初期ではありえなそうな武器なんだ?」
説明しよう。
PDWとはピーディーダブリュー・パーソナルディフェンスウェポンの略である。
「――って、それだけかよ!?」
「ちなみに俺の装備はPDWと機関拳銃と六連装・対戦車誘導ミサイルポッドだ」
火力が凄まじい御劉であった。
ちなみに、主人公の祐夜クンは剣だけだったかなぁ?
「……うっせぇ」
AHAHA! まあ、そう落ち込むなよ☆
気分が良ければお前を強くすることも考えるかもしれない。だから気にせずゴゥゴゥ。
「……気に食わねぇ」
「食わ」の変換で『鍬』だということを知った水瀬愁でしたとさ。
そして王宮ー。
「イラネなお前も実は勇者なんだよなぁ。そんな世の中なんだよなぁ。おかしいよなまったくぅ。CROSS!〜物語は交差する〜がなんだってんだコンチクショー。
まあ、生きて帰ってくると思ってないから、武器は自分たちで調達してくれ。とりあえず『最強武具一式』くらいは王宮内に用意してあったりするけど無駄になったらヤダだからな、お前にはやらん。とりあえずまぁ周辺でたむろってるスラ※ムでもやっつけといて。討伐隊編成する手間省くくらいは俺様に貢献しろ。わかったらとっととその腰に携えた『銅っぽいようなそうでないようなわからんがとりあえず剣の形を持ってはいるけど火で燃えちゃったりするよくわからんもの』振るってスラ達倒して来い。じゃあなー」
そしてまたまた城下町ー。
「……俺って、勇者なんだよな?」←祐夜
「哀しいことに、そうだ」←御劉
実に哀しい現実だ。やじるし作者
「……うっさい」
祐夜、そう毒づかなくてもいい――ちゃんとヒロインは用意してある。
「どこに?」
グッと身を乗り出した君の背中に、だ。
「何ッ!?」
まあまあ、そう勢いついて振り返らなくていいじゃないか……振り落とされた美姫選手、どう思いますか?
「そうですね――ちょっと痛かったです。コンクリートで整地したのは間違いだったかもしれません」
「……美姫。悪かった。だからそうつっけんどんな態度をするな」
説明しよう。
美姫。ミキ・ギルセルク。武器の説明は都合により省略ぅ。体重とか身長とかスリーサイズとかもオレっちの命のため省略ぅ。
「わかったのって名前くらいかよ……おい、作者。これは手抜きか?」
オレっちなぁんも知らないよぉ?
ちうことで、サクサクっと場面変えちまうぜー。
世界は、そんなに荒んでいるわけではない。
魔物は二種類分けることができるからだ。
ひとつ、自我と自分らの文明を持ち、魔の存在とは言い難い動物『獣』
ふたつ――魔王の意思に鳴動し稼動し拍動し蠕動し駆動し鼓動し爆動してしまった、魔に囚われし『異形』
『異形』には『獣』を統率するだけの魔があり、その『異形』を統率する隊長格の『異形』は『魔人』と呼ばれる。
『魔人』は『異形』より繰り上がるため、『異形』自体が魔王に直属――地位に階の差は『異形』と『魔人』だけと言っていい。
だが、真に魔王より創られた『異形』は、もうこの世のどこにも存在しない。
『獣』が凶暴化したものを『異形』と指すほどに、闇黒は遠く離れたものとなっていた。
そして、人々はいつしか凶暴化した『獣』のことを『魔獣』と呼ぶようになって、
だんだんと、
着実に、
恐怖を体現する存在の名を――忘れ去ろうとしているのだった。
そんな世界に翻弄されるのは、祐夜も例外ではない。
彼もまた、異形などという存在を見たことのない戦う者で――恐怖のなんたるかを知らない"光"であった。
二桁に行く直前なのに、すみません。朝起きたときの話シリーズの毎日更新は正直身体に悪すぎたッス。
前々より言っていた『イフファンタジーストーリー』ちょっと推敲を懲りつつ、二日に一回くらいで投稿しますです。
よろしくー。
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