【風宮島パンフレット】
【風宮島】
風宮島。
ほとんど丸いその島は、ふうぐうと読む。
満月のような島の中心に巨大湖があり、全体的に自然が多い。
工場はほとんどなく、商店街と呼べるものは一つ、公園が多く分布している。
上方には少し高めの山があり、回り込んだ向こう側に定期船の船着場がある。
学園は島の右方。ゴミ捨て場が左方を占めていて、道なき道での行き来が可能だ。
学園の近くを通るような街道が公園やら住宅街を繋いでいるが、島の下方に位置している住宅街からの学園登校コースに指定されてはいない。
車などの移動機器は少なく、主に使われているのは自転車だ。
ほとんどの者が徒歩を行使している。
だが、島の上方などへ足を運ぶ場合には車が多く多用されているため、ゆるいカーブを描くだけの海道がその移動通路として使われやすい
【巨大湖】
島の中心にある、人の寄り付かない不気味な湖。
樹林に覆われたそれの近くには大規模な研究所があり、研究のためかはわからないが、ある程度湖への接近を禁止している。
唯一間近で湖を見れる場所には学校の屋上にあるような網格子が張られており、事故を未然に防止しようとしていた。
水質調査や微生物の検査。島の飲み水として利用するためのいろいろなことをするのが、研究所とのこと。
人の行き来する様子は、元々人の集まる場所ではないために確認されていない。
【商店街・住宅街】
人の住む地域と人が出歩く地域が隣接した、風宮島の下方。
ある程度大きい規模で、見方によっては二階建ての美しい商店街。
最新の何ミリを誇る超薄型テレビからちょっとした古風の玩具まで、実はなんでも取り揃えていたりする。
質素であってもしっかりと整備された住宅街。
出歩くにちょうどよく、車の行き来が一番少ない街道は幅広く親しまれている。
住宅街は網目上の道路を張っており、商店街の入口四つに繋がっている。
森林は少なく、公園やらへの道を並木道と証することができるほどに、街道の両脇には差がある。
【街道(並木道)・公園】
住宅街の街道と散歩道として活用される街道には、並木の有無で判断される。
住宅街の街道に木があったらまず家に入る邪魔となる。唐突に並木道へと変わるところがあり、そこを犬や猫、ジョギングをする散歩道として活用する者が多いことから『並木道』といわれる。
さらに特徴的な違いがあるとすれば地面の色なのだが、それは己で見ることをオススメする。
並木道を道なみに進めば、上方の山地域から流れる水の川を渡る橋と、いくつかの公園を横切ることのできる一本道に分かれる。
橋を渡れば学園の敷居すれすれを走って、海道に出て、住宅街の右下へともどってくるジョギングにぴったりの道が選択できる。
一本道を進めば、動物の交流を図るためとなりつつある動物公園やらなぜか子供が一番集う児童公園やらに行くことを選択できる。
どっちを選んでもどこかには繋がっているのは当たり前だが、最短距離を望む人間では到底使わないであろう超迂回コースなどがところせましと刻まれているわけだ。
それでも比較的街道は少なく――無駄に見える街道も実は必要なものだったりするから――森林がほとんどを占めている。
故に、空気がとても澄んで自然に溢れる島なことが察せられる。
【船着場】
時たま自家用ジェットや、バナナボートの着水に使われる定期船受入の場所。
漁業にでるための船がずらずらと並べられているのが印象的だ。
そこを抜けるのはすぐで、岩を削ったかのような長い階段の上に出ると待っているのは深い森林を両脇に置いた細道。
安全のために一定間隔で街灯が立てられている。
道なみに行くと二択に分かれ、海を見ながら住宅街に着ける道と山の手前から商店街に行ける道が選べる。
そのころには絶対的に多い森林も、細道のときよりもまばらだなぁと思える程度へと減っていくことだろう。
ちなみに、漁業でとれた魚類等は商店街の一角で売られることとなる。
【ゴミ捨て場(ゴミ収集場)】
未だ処理しきれていないゴミが保留される場所。
そこに放置されるときの何らかの意図か、妙に高く積み上げたりされたゴミも多々。
住宅街の各所にある収集場から運ばれるのだが、それにしては多すぎることから都会のゴミがきている、という説がある。
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