*ありがとう*
長く続く静寂が
奏でる和音を
止めるため
わたしはあなたに
言いました……
悲しさ鳴らす
あなたの顔
しっかり見つめ
わたしはあなたに
言いました……
『ありがとう』
あなたの心を
傷つけた事
美化するわけではなく
忘れるためではなく
ただ、伝えたかった――
あなたは他の誰でもなく
わたしのために
怒り泣き
そして笑ってくれました
あなたといた日々の中には
かけがえのない
色が満ち溢れていたのです
暗く深い闇の中
あなたがそっと
差し伸べた
その手をわたしは
信じたかった
だけどその手は
優しすぎて
だから怖くて
怖すぎて
わたしは信じきれなかった――
簡単に……
あまりにも簡単に
崩れてくんです
きれいな物であるほど
優しい物であるほど
まるでガラスのように――
だからわたしは
つい傷つけ
そして拒んでしまったのです
あなたという
小さな光を……
かけがえのない
色をくれた光を――
この手で……
だから悲しみ拭って
わたしはあなたに
言うんです
『ありがとう』
失った時間を
悔やむんではなく
取り戻したいわけでなく
心から愛していた事
最後に
伝えたかったんです……
#ぐるぐるせかい#
山の隙間のところから
太陽が顔を覗かせた
てっきりずっと
明るいままと思っていたら
すぐに『さよなら』
夕暮れ時
太陽手を振り
星が光り
月が気高く光り出す
てっきりずっと
暗いままだと思っていたら
どうやらもうすぐ
光が目覚めるらしく……
ぐるぐる
ぐるぐる
廻っているみたい
今日も明日も変わらず
ぐるぐる……
絶望と希望も
また同じだ
そう誰かが言ってたなぁ
たとえば夜が朝になるように
たとえば冬が春へと移ろうように
絶望も希望も
繰り返す……
ぐるぐるぐるぐる――
絶望の中では
希望を忘れ
希望の中では
絶望恐れ
それが人だと言ってたなぁ
人はそんなに弱いかなぁ
ぐるぐるぐるぐる――
希望を見つめられる強さ
きみは持ってる?
ぐるぐるぐるぐる――
あっ、どうやらまた
日が昇ったようだよ
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