ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  西方派遣軍 作者:栗林
第三話,艦内
そしていよいよ、出航の時が来た。
非常に危険な旅だが国家存亡を賭けた重要な旅でもあった。
呉には軍楽隊もあつまっていた。


汽笛を鳴らし旗艦『三笠』を中心とする西方派遣軍が今宵、出航となった。
軍港からは軍艦行進曲が聞こえてくる。
これは地球の人が伝えたものでありそれ以降海軍のテーマ曲みたいなものになっている。
海軍もこの曲を気に入り出航などの場面では必ずといっていいほど演奏する。

「帽振れー!!」
水兵達は帽子を振った。
港には軍楽隊のほか兵士達の家族も並んでいた。


この辺秋津では結構フリーらしい。
出航翌日、今日は金曜日であった。
「なあ、お前知ってるか?」

カレーをつくっている男が部下にそう訊いた。
「えっ?なにをですか?」

「秋津とハルケギニアって所じゃ時差があってな」

「そうなんですか?」

「そりゃあそうさ、この世界は15度で一時間ほど時差があってな、今回行くトリステインも結構なもんだよ」

「へぇ…、それじゃあ向こうじゃ戦争はできませんね」

「なにも俺らがハルケギニアで戦う必要なんてないさ、俺らのやるべき事はハルケギニア諸国に協力を要請することと技術提供だよ、万が一に備えてこんな何万も兵士を乗せているだけで」

「ですが、そうなるとカレー作りも大変ですね」

「馬鹿野郎、つくりがいがあるじゃないか?」
厨房でそんな話がされているころ兵士達はわくわくしながら待っていた。
なんたって今日は週に1度のカレーの日、秋津の国でも海軍カレーというものが存在するのである。
しばらくはこの調子が続く、それは敵に遭遇する事も特にかわったこともないからだ。
インドで給油するまでは本当に平和な船旅であった。


インドで給油するまでは…


数週間後艦隊はインド付近に接近した。
ここにはインド要塞という秋津陸海軍の大要塞があった。
しかしこの要塞も今攻撃をうけている、っとはいってもあまりに堅固な要塞であるためエルフ軍も悲鳴をあげているが。

「もうすぐインドですな」

「ああ、なにもなければよいのだが…」
御意見、ご感想などお待ちしています。
次回いよいよ戦闘シーンです。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。