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こんばんは´∇`

やっとで、続きを更新でございます


毎度お馴染みの駄文ではありますが、読んでやって下さい

それでは、
第九十話:花木くんと疑惑のストーカーG(中編)
時宗が、青年を連れて必死に逃げていたその頃、


「地味男くん、お待たせ…って、」


…シーン…


「あ゛?誰もいねーじゃねーかよ?」

すでに、もぬけの殻となった場所に、間宮を呼びに行っていた花木が彼を連れて戻ってきていた。


「チッ、逃げたか…地味男くんの癖に、ストーカー側に肩入れするとはね。…いいだろう、その挑戦受けて立つよ。二人まとめてぶっ殺してあげる♪」

「なぁ?もうどうでもいいんじゃねぇーか?ぶっちゃけ、俺様飽きたんだけど?」

「全力で走ったとしても、呼びに行ってた時間からして、そんなに遠くには行っていないはず…」

「おい、コラァ!俺様シカトすんな!!」

「地味男くんの事だから、電車やバスなどの公共機関は、調べればすぐ足がつくって分かってるから使わないだろうし…」

「てめぇ…俺様「と、なると…どこかに潜伏すると考えるのが一番。しかも、その場所には絶対の自信があって、容易には見つけられないと思ってる。」

「俺様の台詞を遮ん「フッ、甘いね地味男くん。この俺を誰だと思ってるんだい?神をもが恐れをなす天才的な頭脳を持つこの俺に、不可能という文字はないのさ!!まぁ精々そこで楽しい一時をストーカーと共にあじわってるがいいさ。この俺を敵に回したツケは、きっちり払ってもらうからね!!」

「…………」

「ほら、間宮!!ボサッとしてないで行くよ。……俺には、とっておきの秘密兵器があるのさ♪」

こうして、花木は、無視された事に怒りを覚え、物凄い顔でメンチを切ってくる間宮などには目もくれず、時宗とストーカーを抹殺すべく、ターミネータばりに彼らの足取りを追うのであった。

「ふう…ここまでくれば安心だね…」

「ここは…どこだ?」

時宗に無理やり連れてこられた青年がそこに見たのは、窓はなく、学校で使われる机とイスが大量に置いてある、ただただ殺風景な部屋だった。

「ここ?ここはね、俺達HKHのアジトだよ。」

「HKH?なんだソレ?」

「説明しよう!!HKHとは、花木涼被害者の会、略してHKHだ!!(現在会員数582人)」

「は、はぁ…」
(全然、HKHじゃねーし。略せてねーよ。)

青年は、半目で時宗を見た。


「俺は、HKHの副会長で、名前は、足利時宗、よろしくね♪。あ、そうだ!!俺達が、普段ここでどんな活動してるか聞く?聞きたいよね?いいよ、教えてあげる♪俺達は、普段ここで、ひたすら花木「あのさ!!」…ん?何?」


別に教えてくれとも、ほしいとも思わないのに、勝手に喋りだす時宗に、青年は、話を遮るようにこう尋ねた。

「俺達、何で花木から逃げてきたんだ?別に何も悪い…ってか、逃げなきゃいけねーことなんてしてな「甘い!!」…へ?」


「全くもって君の考えは甘い…甘すぎるよ!!ドジでダサい主人公と、二人の幼なじみで学校一の美人の女の子を取り合って、その女の子の心が、お約束展開で、主人公の方に傾きかけてる事に焦りを覚え、結構な嫌がらせをしつつも、徐々に己の心の中に芽生えた僅かな良心に苦悩し、結局、最後は二人の為に身を引き見守るという選択に転じる、学校一の爽やかイケメンで、本当は、誰よりもえげつない性格をした、サッカー部主将の五十嵐くんよりも甘いよ!!何で無理やり奪おうとしないの!?悪役なら最後まで悪貫けよ!!五十嵐くん!!」

「いや、俺、五十嵐じゃねーし。てか、そもそも五十嵐って誰だよ?…俺の名前は、剛田剛(ゴウダツヨシ)。花木とは、幼稚園からの腐れ縁だ。」

「え?剛田武?ジャイ○ン?」

「ちげーよ。ジャイ○ンでもなけりゃ、ゴブリンでもねーよ!!」


普段ツッコミなので、ボケ担当になるなんて1ミクロの経験しかしたことない時宗は、剛が自分のボケにツッコミをいれてくれることに、なんとも言えない喜びを感じていた。






「あれ…?ゴブリン?どっかで聞いたような…」

時宗は、ない頭を振り絞って考えた。

「ない頭で悪かったな!?…確か…花木くんがクリスマスの思い出を話してた時に…聞いたような…」









『おまえ、にほんじんじゃないんだってな!はーぶなんだろ?』

『そうだよ。まぁ、正しくはハーフだけどね。』

『じゃあ、がいこくにかえれ!!にほんじんじゃないのに、いつまでもにほんにいるんじゃねぇよ!』

『なんだい?君は唐突だね。しかも、平仮名ばかりで読みにくいし…学がないのが丸分かりだよ』

『うっ…お、おまえなんか、おんなみたいなかおなくせに!!このおかまおとこ!!』

『そういう君は、ゴブリンにしか見えないよ。そうか…もしかして、君は、ゴブリンの生まれ変わりかい?きっとそうだね。』

『うわぁぁん(泣)』

『たけしくん!?』









「って、言ってたような…けど、アレは『たけしくん』だし…彼は『剛くん』だし…気のせい「俺だ。」…え?」

「花木が、言ってた『ゴブリン』と『たけしくん』は、俺のことだ。」

「え?なんで…たけしくん?」

「知らん。たけしが第一、ゴブリンが第二の、アイツが俺につけたあだ名だ。…てか、あんたは、アイツから俺のことなんて聞いてるんだ?」


「たけしく…じゃなくて、剛くんは、幼稚園の番長的存在で、ハーフって事で何かと目立つ花木くんをイジメてたって…」

「クソッ…ないことばっか言いやがって…」

「え!?嘘なの!?」


苦虫を潰した顔をして、そう呟く剛くんに、時宗は驚きながら彼に尋ねた。




「嘘に決まってんだろ?あんた、アイツが自分を差し置いて、他人がトップに立って、それを許せる人間に見えるか?」

「見えない…」

「アイツが他人にイジメられて、黙ってると思うか?」

「思わない…、てか、そんな事した日にゃ、この世とあの世に架け橋かけられるよ!?」

「だろ?だから、俺なんかがアイツをイジメられるわけないんだよ?むしろ、俺がアイツにイジメられてたみたいなもんだしな。」









『たけしくん。鬼ごっこやろうじゃないか。仕方ないから鬼は心優しい俺がやってあげる♪だから、君は、命乞いでもしながら醜く逃げ惑うがいいよ。あ、そうそう…鬼に捕まったら、一生奴隷っていう罰ゲーム付きだけどね。』

『え?どれい?』









「奴隷なんて言葉、まだ幼稚園の俺が知るはずもなく、あっさり捕り、わずか5歳でアイツの奴隷になった。」


(なんて不憫な…ごっこじゃないじゃん!?もう、それ、本当の鬼じゃん!?)

「それからというもの…事あるごとに、俺に無理難題をふっかけては、もがき苦しむ俺の姿を見て楽しそうに笑ってた。そんな俺を見かねてかどうかは知らねーけど、従兄弟に、屈強かつ強靱な男にしてやるかなんかで、嫌がる俺を無理やりに引きずって、山籠もりの修行という名目の地獄へよく連れて行かれた。」

(従兄弟怖ぇぇ…、てか、山籠もりって間宮くんみたいじゃん!?)

世界は広しといえど、間宮と同じ匂いのする人間が存在するのかというのを考えると、立ち眩みがしそうな時宗だった。


「クリスマスの日に、耐えきれなくなった俺は、花木に、その…容姿のことで最低な事を言って傷つけてしまった。」

「いやいや、そんなんで傷つくような人間じゃないから。てか、奴は、人間じゃないから…気にしなくていいよ。」

「けど、花木のおと…妹のことも酷いことを…。いくら、『ツチノコを30分以内に探してこい、出来なかったら逆立ち24時だ』って、言われてカッとなったとはいえ、オカマだなんだって言って二人とも傷つけてしまって…本当に俺は最低な奴だ!」

「いや、そりゃカッとなるって!?暴言だって吐きたくなるさ!?君は、全くといって何にも悪いことなんてしてないよ!?2回悪口言っただけで、そんな悩むなんて、どんだけいい人!?」

「だから、俺の今までの悪行を花木に謝りたくて…それで、花木を待ってたら…」

「俺が君をストーカーだと勘違いした、と?」

「あぁ…、俺の悪行をアイツが許してくれるかどうか分からないけど、精一杯謝れば花木も許してくれるかなって…」

「悪行って大袈裟な!?君が謝ることなんて何一つないって!!むしろ、悪行の塊の奴が君に土下座すべきだよ!!」

「いや、俺が悪いんだ!!俺が未熟で、忍耐が足りなかったばかりに…クッ、武士失格だ!!」

「もう、不憫キャラ通り越して、訳わかんねーキャラになってるよ!?何だよソレ!?何キャラ!?ちょーめんどくせー!!」


今まで普通だった剛のキャラが、ここにきて何やら怪しい方向へと向かいだしたことに、嫌な予感しかしない時宗だった。

そして、その予感は、1秒後に的中する。


「地~味~男くん…」

「ヒ、ヒィィィ!?この声は!?」

「みぃ~つけた!!」
『ドカーン!!』

「ギャアァァ!?て、敵襲!?」

「くせ者か!?」


この世で、今、一番聞きたくない声ランキング(足利調べ)堂々の第一位の声と共に、HKHが誇る鉄壁の防御力を兼ね備えた鉄の入口が爆破され、

「やぁ、地味男くん、ストーカー。こんな所でコソコソと隠れて何やってるんだい?…かくれんぼかい?」

「パシリ!!てめぇが、ちょこまかと逃げ回るから、無駄な体力使っただろうが!?」

「ワン!!」

「おおおお、鬼ー!!おおおお鬼が俺を殺しにやってきたー!!」

煙がモクモクと立ち込めるその中から、二匹の鬼と犬がやってきた。

「誰が、鬼だ!!ぶっ殺すぞ!?」

「フフッ…、君達愚民がどこへ逃げようとも、この天才で美しい俺からは一切逃れられないんだよ!!なぜなら、俺には愛犬のガルチェーニがいるからね。このガルチェーニは、とても優秀で、特殊部隊に混じり同じ訓練を受けているのさ。だから、君達愚民など足下にも及ばないのさ!!ね、ガルチェーニ♪」

「ワンワーン!!」

「さ、ガルチェーニ!!俺に楯突いた地味男くんを八つ裂きにしておしまい!!…と、言いたいとこだけど、可愛い可愛いガルチェーニにそんな重荷を背負わすのはかわいそうだから、俺が直々に八つ裂きにしてあげるよ。あぁ…なんて優しい俺。」

「人間を八つ裂きにしようとしてる時点で、優しさなんてこの地球上にこれっぽっちも存在しねーよ!!…てか、ちょっと待ってよ!!ストーカーの件は、俺の誤りだったんだって!!」

「は?何を…今更、命乞いしたって遅いよ!!」

「いや、マジだって!!この人花木く「健児!!」…え?」


時宗が、必死で説明している後ろで、剛が間宮に向かって親しげに名前を呼んだ。

「ん?あれ?…てめぇ、剛じゃねぇか?…なんでここにいるんだ?」

どうやら、顔見知りだった二人に、怪訝そうな顔をして、花木と時宗は各々尋ねた。

「は?間宮、ストーカーと知り合いなわけ?」
「え?剛くん、間宮くんを知ってるの?」


「「知り合いも何も…従兄弟だ。」」


「い、従兄弟!?」


剛から返ってきたのは、時宗の予想をはるかに越える、凄く嫌な事実であった。「間宮…、まさか、君もストーカーの一味だったとはね…いいだろう、君も一緒に八つ裂きにしてあげるよ!!」

「はぁ?馬鹿かてめぇは?剛が、てめぇみてぇなもんをストーカーなんてするかよ?てか、返り討ちにしてやるわ!!」

「わぁぁぁ!?二人とも、落ちついて!!話せば分かるよ!!ほ、ほら…花木くん、この人に見覚えない!?」

「何で俺がストーカーに見覚え…が…」

「よ、よう…」


自分の後ろに隠れていた剛を、花木の前へと突き出した。突き出された剛を、マジマジと見た花木は、


「あれ?たけしくんじゃないか?何でここに?てか、なにしてるの?」

「い、いや…その…」


剛……を、思い出したのだった。


「あ、もしかして…たけしくんが俺のストーカー!?」

「ち、違う!!なんで俺がお前なんかッ…」

「そうだ!!そうだ!!…つーか、たけしって誰だよ?そいつは、たけしじゃなくて…剛「間宮くん!!…カクカクシカジカ…ゴニョゴニョ…って、訳なんだよ!!分かった?」…なる程な…って、んな説明で分かるかボケ!!」

バシッ!!

「グハッ!?」


たいていの人間は、『カクカクシカジカ』で伝わるのだが、馬鹿な間宮には何一つ伝わらず、殴り飛ばされる時宗だった。


「じゃあ、一体たけしくんは、何しにきたのさ?」

「いや…だから、お前に…」

「俺に?」

「あ、あや…あやま…」

「はぁ?なに?全然わかんな「おい!!見つけたぞ!!この中だ!!」

突然、部屋の外から知らない男の声が聞こえ、









「よぉ、久しぶりだな…花木。」

「……誰だい?君は?」









姿を現したのは、もう、見るからにヤバそうな男達だった(足利談)


「誰だと?この傷を忘れたとは言わせねーよ?」

そう言うと、リーダー格の男がゆっくりとサングラスを外し、左目の傷を指差した。

「な、まさか!?」

「ちゃんと思い出したか…?」

「中学の時、俺の机の中に大量の剃刀レターを入れて、それで指を切った俺に、そのお礼として、死ぬよりも恐ろしい目に遭わされ逃げるように転校していった、2年4組、出席番号9番、好きな食べ物は柑橘類で、隣のクラスの吉高さんが好きだった、あの瀬川くんかい?」

(せ、瀬川くん!?一体何されたの!?てか、瀬川くんの事リサーチしすぎだろ!?)

「…あれは、本当に可哀想だった。」

瀬川が一体何をされたのか、考えただけで身の毛がよだつ時宗と、真っ青な顔をして、当時の様子を思い返す剛だった。


「瀬川…?は?誰だそれ?…つーか、ふざけてんの?それとも、本当に忘れちゃったの?」

「あれ?違うの?なら、知らない。誰、君。てか、俺達忙しいから邪魔しないでくれる?」

「…相変わらずだな、まぁ…いいさ。そうだ、あの人形気に入ってくれたか?」

「人形?」

「そ、あの釘がささった人形。あれ、ボコボコにやられるお前をイメージしてんだけど?」

「じ、じゃあ…まさか、君が!?」

「そう…俺が、お前を「俺のストーカーかい!?」

(うわぁ…あの人可哀想…)

「は?ストーカー?何ソレ?」

「アイツが…花木のストーカーか…手間かけさせやがって…」

「いや、違う!?ストーカーなんかじゃ「問答無用、言い訳却下。死ねよ、ストーカーが。」


これでもか、と、いうぐらいに蔑んだ目でそう吐き捨てる間宮だった。


「クッ、こうなりゃなんでもいい!!おい、お前らコイツ等をまとめてやっちまうぞ!!」

『おぅー!!』


「何十人束になろうと俺達の敵じゃないよ!!こっちには、3人と1匹がいるんだからね!!いくよ、間宮、たけしくん、ガルチェーニ!!」

「皆殺しにしてやるぜ!!」

「不本意だが武士の情けだ!!手を貸してやる!!」

「ワンワーン!!」

「心配してないと思うけど、俺はどっかに避難してるよ!!」



こうして、花木に恨みのある謎の集団と、時宗を省いた3人と1匹の闘いが始まった。果たして、花木は闘いに勝利する事が出来るのか!?そして、剛は花木に謝る事が出来るのか!?
後編につづく

いかがでしたか?
サブタイトルのストーカーGとは、ストーカーゴブリンの事です。

ちなみに、剛=たけしくんの初登場は、『間宮くんと変人達のクリスマス』の回想シーンです。

花木くんの奴隷で、
間宮くんの従兄弟で、
たまに、武士になる
剛くんをよろしくお願いします

それでは、後編を今年中に仕上げれるように、頑張って書きたいと思います´∇`

では、
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