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どうも、作者です。

まず、始めに皆様にお詫び申し上げます。

前編のまえがきでラブ的なものを入れたいと、ほざいておりましたが、全くラブ的なものが入っておりません!!
書いてる内に、この小説にラブは要らないと気付いてしまったので、書いておりませんが、期待していた方…が、いるかは分かりませんが、申し訳ありませんでした。




それでは、スタート☆
第五十八話:間宮くんとウキウキ初デート(後編)
「着いたぜ」

デートする事が、間宮くんに速攻バレて、協力してやるから俺について来いと、脅迫されてついてきたのはいいんだけど…

「……ここ、どこ?」


俺の目の前には、立派な建物がそびえていた。


「ここは、俺の行きつけの服屋だ。今から、ここでてめぇに似合う服を探すぞ!!」

「えぇ!?ちょっと待ってよ!?無理無理無理…!!こんな高級感溢れるとこの服が俺に似合うわけないじゃん!!つーか、何でいきなり服屋!?」

「うるせぇ!!んなこたぁ、百も承知なんだよ!!」

「ガーン!!そんなはっきり言わなくても!!」

「デートをするときに男にとって、一番大事なのは身嗜み…なるほど、間宮もちゃんと考えてるじゃないか。よかったね、地味男くん☆ひょっとしたら、ホントに彼は君の恋を応援してくれてるのかも。」

「……間宮くん…」

「行くぞ!」

「うん!!」




















ありがとう、間宮くん。そして、ごめんね。そんなに、俺の事を思ってくれてたのに…俺ときたら、てっきり山籠もりだ!!とか訳分かんない事言われて、無理矢理強制連行を想像していたから…ホント、自分が恥ずかしいよ。








『いらっしゃいませ、間宮様。』

(うわぁ〜中もすごく高そうな服ばかり並んでるよ…)


「おい、コイツに似合う服を2・3着用意してくれ。」

『かしこまりました。では、こちらに…』

「あ、はい!!」

「じゃあ、俺たちはそこで待ってるから。終わったら声かけてね。」

「うん。」


























1時間経過

「遅いね…まだ、決まらないのかな?」



























2時間経過

「……ねぇ?」

「あんだよ?うっせぇーな?黙って待ってろよ」

「嫌、もう待ちくたびれた。2時間も待ってんだよ?この人を待った事無い俺が!」

「チッ…わぁったよ。おい!!」

『は、はい!!』

「パシリは、まだか?」

『申し訳ございません。実は服が……』

































「……どうかな?」

「「……………」」

「……ん?二人とも、どうしたの?」

「…先に謝っておくよ。君には、ここは場違いだったみたいだね…」

「悪ぃな。俺としたことが…お前には、お前のテリトリーがあるもんな。あれだよ、ハイエナはハイエナが一番だって事だ。」

「何だよ!!その言い方めちゃくちゃ傷つくだろ!?」





「んだぁ?その言い方は?謝る事が、この世の何よりも嫌いな、この俺様が、せっかく謝ってやったってのに…仕方ねぇだろ?似合わないもんは!!つーか、似合わねぇてめぇが悪ぃんだよ!ボケ!死ね!!この地味が!!」

「すげぇ言われよう!!1で返したら100になって返ってきたよ!!」

「まぁまぁ、落ち着いて…服は、君が自分で何とかするって事で…なんなら、俺の行きつけの服屋を紹介しようか?」

「結構です。」

「…………。」

「んじゃあ、次はデートコースだな。パシリ、てめぇが、今考えてるデートコースを発表してみろ!」

「えぇ!?ここで!?嫌だよ!!恥ずかしい!!」

「は?何が恥ずかしいだ!!その面で?つべこべ言わずにさっさとしろ!!」

「ちょっと、待ってよ!?何、今の!?まるで俺の顔が恥ずかしさの塊みたいな…」

「…違うのかい?もしかして君は自分が世界一カッコイイ人間…いや、神レベルだと思っているのかい?」

「いや…それは…思ってないけどさ…」

「当たり前だよ!!何様のつもりだい君は!?だいたい君のその顔が格好いい部類に入るんだったら、世界中のモグラはみんな最高って事になるんだよ!!」






「えぇ!?俺、モグラ以下!?」

「モグラだけじゃないよ!!ミミズだってオケラだってアメンボだって…
「うわぁ!!分かったよ!!さっきの謝るよ!!今度、花木くんの行きつけの服屋にも連れてって下さい!!お願いします!!」

「最初からそう言えばいいんだよ。君は、本当にまどろっこしいね。」

「………はぁ。デートコースを発表しないだけで、この仕打ちかよ…」

「どうでもいいから、早く言え。3秒以内に言わなきゃ、東京タワーのてっぺんからコードレスバンジーな。」

「まず、最初に映画を見に行こうと思ってます。で、その後、軽くお昼を食べて買い物でもしようと計画しています。」

「色気もクソもないようなデートだね。」

「うっせぇーな!ほっとけ!!これでも一生懸命考えたんだぞ!!」

「てめぇ、映画って、まさかラブロマンスを見るつもりじゃねぇだろうな?」

「えっ?駄目なの?定番じゃないの?」

「馬鹿か?定番なデートなんて女は飽き飽きしてるんだよ!!いいか、よく聞けよ。モテないてめぇに一つ教えてやる!!女は常に刺激を求めている!!つまり、サプライズだ!!」

「うん!!」

「だから、てめぇの考えた定番のラブロマンスじゃ、あぁ〜この人も所詮は崖の下の地味と一緒か…となる!!」



「崖の下の地味っていらないよね?完全、ウケを狙った悪口だよね?」

「つまりだ!!ここは、裏をかかなければいけない。」

「裏?」

「そう…普通のデートコースなんて甘っちょろい考えは捨てろ。さもなくば、てめぇは一生一人だ」

「えぇ!?そんな大袈裟な!?」

「いや、彼の言うことは一理あるよ。」

「今から、俺がてめぇにとっておきのデートコースを教えてやる!!それを今度のデートで生かせ!!分かったな!!」

「オスッ!!」

「よし、じゃあ、順を追って行くぞ!!!」

「オスッ!!」






























「まず、待ち合わせ場所だが…」

「教官!!質問であります!」

「何だ?」

「ここは、どこでしょうか?」

「学校の近くの裏山だ!!まさしく、待ち合わせ場所にピッタリなポイントだな。」

「どこが!?どの辺が!?あたり一面木々が立ち並んでいるんですけど!?」

「当たり前だ。山だからな。」

「いや、何で山!?全然、目印ないじゃん!?めちゃくちゃ身の危険感じる待ち合わせ場所じゃん!?絶対選んじゃダメなポイントじゃん!?」



「フッ…これだから、モテねぇ奴は…もう、すでに、ここからサプライズデートは始まってるんだよ!!」

「!!?」

「てめぇは言ったな。なぜ、山かと。その答えは簡単だ!!これを見ろ!!」

「こ、これは!?」

「そう、暗号だ。」

「暗号?山と暗号!?一体何の繋がりが!?」

「この暗号はこの裏山を示す暗号だ。つまり、この暗号を解かなければ、待ち合わせ場所には辿り着けない事になっている。」

「すげぇ、めんどくせぇじゃん!?てか、解けなかったらデート出来ないし!?」

「馬鹿野郎!そのめんどくせぇのがいいんだろうが!!この暗号待ち合わせを使うと、これが届いたその日から夜も眠れなくなるぐらい、デートに意識が集中しちまうだろ?待ち合わせ場所はあっているのだろうか?もう一度、考えてみた方がいいのではないか?ってな。そこが狙いだよ。四六時中頭の中はてめぇとのデートで夢中だ!!」

「な!?何て画期的なアイディア!?」

「それだけじゃないぜ。そして、女は待ち合わせ場所にここへ来る。しかし、ここは裏山だ。まさか、こんなとこで待ち合わせなんて…間違えたに違いない…不安になる女の頭に一瞬そんな考えがよぎる。そして、帰ろうとした、その時、てめぇの登場だ。」



「うんうん!!」

「女の不安は一気に消え去り、てめぇが来てくれた喜びと、やっぱり暗号の解読は合っていたんだという二重の喜びに包まれるって寸法だ」

「ま、間宮くん!!…いや、教官ブラボー!!」

(そんな上手く行くとは、到底思えないけど…)


















「よし、待ち合わせも終わったとこで、次だ。ここから、本題に入って行くぞ!」

「ウスッ!!」

「てめぇは、映画を見に行くと言っていたが、あれは止めだ」

「えぇ!?」

「あんなのは、クソだな。映画ってのは、どいつもこいつもハッピーエンドってのが相場だが、ありゃ、俺は嫌いだ。だいたい、誰が人の幸せ見て面白いよ?いいか、人間ってのはな、人の不幸が三度の飯より好物な生き物だ。そんな奴が、他人のラブロマンス、しかもハッピーエンドなんてもんを見てるのが間違いなんだよ!!」

「う〜ん?なるほど…」

「つー訳で、ここに行け!!」

「ん?どこ?」

「ここだ。」

「えぇ、なになに〜『嵐山プロレス道場!見学者募る!!』って、何だよ!!何でプロレス!?デートにプロレス見学って聞いたことねぇよ!!」

「よかったじゃねぇか。一番乗り出来て。」

「よくねぇ!!全然、よくねぇよ!!」





「何が不満なんだよ!?」

「これを不満と言わずして何と言う!?」

「ハッ…てめぇは何にも分かっちゃいねぇな。」

「どういう意味?」

「…男にとって一番大事な事はなんだ?いってみろ!!」

「…大事な事?愛とか勇気とか?」

「てめぇは、アン○ン○ンか?その頭には脳みそじゃなくてあんこが詰まってんのか!?」

「な!?じゃあ、何だよ!!分かんないよ!!」

「…力だ。」

「力ぁ?」

「そう、力。それは、この世の全ての男達が一度は夢見る強靱な力。」

「それと、これと…何の関係が?」

「ここまで言っても分かんねぇってか?ホントにあんこが詰まってんじゃねぇだろうな?…仕方ねぇ、説明してやるよ。まず、女はお前に聞く。どこへ行く?と、そしたら、お前は何も言わず、女を嵐山プロレス道場に連れてくる。」

「うん…」

「もちろん、女は嵐山プロレス道場を見た瞬間ガッカリするだろうな。何でデートにプロレス道場なのか!とな。」

「じゃあ、駄目じゃん!!」

「最後まで聞け!馬鹿野郎!!」

「グハッ!!」

「しかし、だ、ガッカリしていた筈の女が、帰る頃にはお前を憧憬の眼差しで見てるだろう…」

「えっ!?何で!?」

「お前が、嵐山プロレス道場の門下生達をなぎ倒す姿を見てな。」



「はっ!?ちょっ、待ってよ!こんな時に冗談って酷いよ!こっちは真剣なのにさ!!」

「冗談なんか言うかよ。もちろん、俺は真剣だ。」

「じゃあ、どうすんのさ!?俺が倒せる訳ないでしょ!?」

「馬鹿!誰が本気にやれと言った」

「え?」

「…まぁ、こういう事は本来の俺ならば絶対にやらないんだが…可愛いパシリの為だ。一肌脱いでやるよ。」

「つまり?」

「つまり、彼は君が彼女の前で格好いい姿を見せれるように、八百長を頼んであげると言ってるんだよ。」

「教官!!ありがとうございます!!」

「礼なら上手くいった後にしろ。」

「はい!!必ず成功させます!!教官の顔に泥を塗るような事は死んでもしません!!」

「よしっ!!その意気だ!!」

「オッス!!」





















あぁ〜何ていい人なんだ!!間宮くんは!!今までの事が嘘みたいだよ!!
今までの間宮くんはアレだ!!アレ!!何かもうアレだったんだよ!!
この天使みたいな間宮くんが、本当の間宮くんだったんだね!!
今まで気付いてあげれなくてごめんね!!





「よし、次は…
「間宮様〜!!」

「優ちゃん?」

「はぁはぁ…見つけましたわよ?間宮様」

「何の用だ?」

「な!?酷いですわ!?間宮様が優に聞きたい事がおありだと伺ったから、お花のお稽古もほっぽりだして参りましたのに!!」

「はぁ?知らねーよ。帰れ!!俺は今デート(指南)中なんだ。」





………………………








「…間宮様、よく聞き取れなかったので、申し訳ありませんが、もう一度おっしゃってもらえますか?」

「だから、俺は今、パシリとデート(指南)中だから帰れ!!」

「デート…?」

「あぁ、こいつが、(女と)デートしたいってせがむから仕方なく俺がデート(指南)してやってんだ。)」

「ちょっと間宮くん!?言葉省かないで!?誤解を与えるから!!ご、誤解だから優ちゃん!!これは、そのアレだから!!色々ある内のアレだから!!」

「何が誤解だよ?本当の事だろう?」

「止めて!!間宮くんちょっと喋らないで!!俺の命が!!
「足利さん。」

「……は、はぃ!?」
(ヒィイイイ…!!)







「ニコッ…ちょっと2・3伺いたい事がありますので…(足利くんにしか聞こえない重低音で)…面ァ、貸せや?」





















「助けて!!間宮くん、花木くん!!いやぁ、殺される!!」

「嫌ですわ、足利さんたら、冗談がお上手なんですから。さ、逝きましょうか」

「字が違う!?行くが逝くになってる!?」

「うっせぇーな!さっさと歩け!!…ホホホ、それでは間宮様とお兄様、失礼します。…オラ、行くぞ!」




















「いやぁぁあ!!」
























「…ねぇ」

「あんだよ。」

「一つ聞くけど、君ホントに地味男くんの事応援してあげようと思ったの?」

「ニヤリ…まさか!!何で俺様が?俺様、一人をのけ者にしようとするから、こんな事になるんだよ。けっ!パシリにはいい薬だな」

「じゃあ、あの暗号も全部ウソかい?」

「当たり前だろうが?んなのただのキモイ野郎だろ。ちなみに、嵐山プロレス道場の八百長も真っ赤なウソだ。あわよくば、女の前で恥をかかせてやろうと思ったが…ま、今のでデートは無理だな!!ギャハハハハ!!俺様より先に女作ろうなんて一億年早ぇよ!!」
























「はぁ…こうなると思ってたよ。」









あの後、今までに見たこと無いような顔をした優ちゃんにボッコボコにされて、軽く入院を余儀なくされた俺でした。
…もちろん、デートなんていけるはずがなく…















「ごめんね!!ホントごめん…」

『いいよ、気にしないで?それよりも早く怪我治してね?デートはいつでも出来るし。…時宗くんが元気になるの待ってるから。』

「ありがとう…ヒロちゃん…」















断りの電話を入れる事になりました。

くっそ〜!!間宮の奴!!後から、花木くんに全部聞いた時は腸がにえくり返るなんて可愛い言葉じゃいい表せないような衝動にかられた事を覚えています。
俺に力があったならば…あんな奴一捻りなのに!!


















やっぱり、ジムに通うべきだな!!と、病院のベッドの上で心に堅く誓う足利くんであった。



おわり



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オマケ


オマケ


「……それじゃあね?気をつけて。」

ピッ…

「"時宗くん"何だって?」

「計画は中止よ。」

「…中止だと?」

「えぇ、彼、今入院中ですって。だから、デートにいけないって。…フッ…」

「どうした?」

「やってくれるわね、間宮健児…」

「計画に気づかれた…か。まさか、お前の正体も!?」

「…かもね。」

「どうするんだ!!」

「心配しないで、"Q"何のためにあなたが入ると思っているの?私たちは、二人で一つ。私が、"Q"だと悟られても、あなたがいるでしょ?」

「それは…、そうだが…」

「それにまだバレたと決まったわけじゃない。…とにかく次の手を考えるわ。今度は迂闊な事は出来ないけどね。」

「あぁ…」
























許さないわよ…間宮健児。このあたしの計画に穴を開けた償いは、いずれ…





















この二人が言うように、本当に、間宮くんは、計画に気づいていたのだろうか!?
それとも、全くの私怨の行動だったのだろうか!?

それは、誰にも分からない。








おわり。
いつも、ありがとうございます!!

いかがでしたか?今回の話は?足利くんの想い人がまさか、Qとは…つくづくツイテないですね。それでこそ、私の理想とする足利くんですが(笑)

それと、ここで一つ補充を。
間宮くんは、足利くんの想い人がQだとは、気付いていません。あれは、ただの私怨でした(笑)


さて、今年も残すところ後、数日ですね。大晦日までに、一つ更新できたらいいなとは考えていますが、出来なかったらアレなんで、一足早いですが、皆様メリークリスマス&良いお年を〜´▽`

それでは☆また


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