☆ハローウィンズ☆ ハロウィンタウンの勇者(6/8)縦書き表示RDF


本当に遅くなりました;
☆ハローウィンズ☆ ハロウィンタウンの勇者
作:チビヨッシー



第5話 魔法特訓


私とワイトは手をつないで家まで走っていた。
でも、急にワイトが立ち止まってしまった。
「も、もう限界!」
え、という顔でワイトに私は言う。
「まだまだだよ。」
「そ、そんなぁ・・・。」
ワイトは下を向いてかがんだ。
私は改めて、ワイトの姿を見る。白いジャンバーに黒いズボン、そして綺麗に光る髪の毛は白だった。
「そうだ!魔法使ってもいい?」
ワイトは顔を上げ、キラキラ光った目で私に言う。
「バレない、よね?」
「もっちろんっ!じゃあ行くよ!」
ワイトは小さい手で私の手を握る。

どこかでやった事あるような・・・。

ワイトはジャンプをピョンとした。すると、体が地面から離れている。でも、私は驚かなかった。

「いっち、にい、さん!」
また、ワイトはジャンプした。すると、ビュンという音と共に高く舞い上がった。


「ああっ!?」
「どうしたの?」
私は、思い出した。前、会った青年の事を。
「私、前ね、ある灰色の髪の毛の男の人に会ったんだ。その人がこれで私を・・・。」
「ああ、その人ミイラの人だ。」
ミイラ?と私は言う。
「んーと、こっち(人間界)にいると思うよ!」
私はなぜにちょっと嬉しかった。
ワイトと私は、夕日が落ちるのを見送ると、藍色の空へ飛び立った。















家に帰ると、ルフが私のゲームをいじっていた。
どうやら今日一日中やっているようだ。
「ああ!それ、全クリしたのぉぉぉ!?」
ルフはどうやらゲーム好きなようだ。(てゆうかマニア?)
しかし、レーグがいない。どこか行ったのだろうか?
「ルフ、レーグ知らない?」
「ああ、アイツ?何か知らないけど、仲間探しに行ったぜ。」
ルフはゲームに熱中しながら言った。
ふいに、ワイトが話しかける。
「ねえ、佐奈姉ちゃん。魔法の練習する?」
ワイトが私の服をぐいっと引っ張りながらそう言う。
「出来るの?ワイト?」
「うん。出来るよ。」
ふうん、といいながら私は納得する。
「じゃあ、一回やってみる?」
首を横に傾け、ワイトは聞く。
「お願いしまーす。」
私はペコリと頭を下げる。




「まずは、炎玉ファイヤーボールの出し方。基本中の基本。」
ワイトは右手を正面に上げる。そして、火の玉がボウッと音を出した。
「わあ!すごいじゃん!。」
私は思わず拍手をしてしまう。
「佐奈姉ちゃんもやってみて。」
私も同じように右手を上げる。その時、緑の炎が玉のように出てきた。
「あれえ?赤くない。」
ちょぴっとショックを受ける。でもワイトは満開の笑みだ。
「すごい!緑炎玉グリーンファイヤーボールってなかなか出せないんだよ!。」
キャアキャア叫ぶワイト。さすがゴーストだ。
そういえば、ワイトはゴーストだった。
「ねえ、ワイト。ワイトはゴーストだけど、透明になることとか化けること出来るの?」
ワイトはニコッと笑い、コクリとうなずいた。そして、呪文のような言葉を言った。
「エクゾブラノームルス!」
その瞬間、風を切った音と共にワイトは消えてしまった。
「わあ!すごいじゃん!さすがっ!」
「えへへへ・・・。」
顔を真っ赤にしたワイトが浮き出るように現れた。




「まあ、こういう感じだと思うよ。」
頭をポリポリ掻いて笑いながら言ったワイトはなんだか嬉しそうだ。

その時!














カサカサという音が背後から迫って来た。
振り返ると黒い物体がこっちに寄ってくる!















一体どうなる!?












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