「15」はじまり。
※この小説は私の実体験を交えながら作ったお話です。
どこにでもいる、普通の女の子。
普通の意味がわからない。
何が普通で何が普通ぢゃないの?
あたしの名前は真弥。あたしは生まれてまだ19年。生きる意味を…目的をやっとみつけたんだ。
あれは中学生の時だった…何もかもが嫌になった。忘れもしない…夏の日。
「15」
またか…。毎日家では親が喧嘩。学校ではなんとなく過ごして1日が終る。
部活に行けば1人ぼっち。
生きてても意味がない。死んだほうがいいんじゃないの?そんなことしか、考えてなかった。
暑くて仕方なかったある夏の日、初めて手首を切った。
「……、このまま死ねないのかな?」
親も学校も友人関係も何もかもが嫌になったんだ。知らないうちにカッター持って手首を切ってた。
痛くない。そう思った。その日以来、毎日切った。みるみるうちに、左腕がボロボロになった。
「痛っ…」
体育の時いきなり左腕が痛んだ。
「どうしたの?ひねった?」
バトミントンでペアーを組んでた友達が心配そうに話しかけてきた。
「…多分!なんともないよ!ちょっとひねっただけだから!」
「本当に?無理しちゃだめだよ!」
「ありがとう!でも、大丈夫だから!」
ピィー!!
集合の合図の笛の音が体育館に響きわたる。
運良くこの日の体育は6限目、この後授業はない。体育が終わった後、あたしは慌ててトイレに駆け込んで腕をまくった…。
体操服に少し染みていた。リストカットの傷口が開いてた。
赤く染まった体操服。体操服の色のおかげで、幸い目立たない。
血がとまるのを待ち教室に戻った。
「大丈夫?気分でも悪かった?」
「うっ、うん…ちょっとめまいがしただけ…」
「無理しちゃ駄目だよ?」
「ありがとう!」
その日、また部活を休んで帰った。
落ち着かない。頭が痛い吐き気もする。人が嫌だ、外に出たくない…何にもヤル気がおきない…
そして、繰り返される自傷行為。
気が狂いそうだった。
そして、気がつけば冬になってた。
中学3年生、受験真っ直中。
勉強するふりして起きてては手首を切った。
眠れなかった。
眠りたいのに眠れない。そんな夜が始まった。
「死にたいよ…生きてちゃ駄目なんだよ…あたし…」
そんな言葉しかでてこなかった。
でも、唯一の支えが音楽だった。
偏見の塊。みんな離れていった。気持ち悪い、頭がおかしい。口々に言われた。
でも、支えなんだ。離れていっても別によかった。
だって結局は友達なんかじゃなかったもん。
そんなある日いつも一緒にいた何人かに手首をみせた…。
「駄目だよ!切っちゃ!もう、やめなよ!」
そんなことしか言われなかった。
でも、苦しくなってまた切った。
駄目とか言われても無理だよ…
こうしなきゃ駄目なんだよ…
限界だった。
そんなある日、いきなり親に腕をめくられた…
「何これ?」
「………。」
「なんでこんなことしたの!?あんたなんか生まなきゃよかった!」
母にまで言われると思わなかった。
父には
「死ね」って言われる始末。
あぁ…私やっぱりいらない子だったんだ…
ごめんなさい。生まれてしまってごめんなさい。
切れずに泣いた。あの日あたしは、死にたかった。
やっぱり眠れなかった。たくさん薬を飲んだ…。でも、眠れなかった。死ねなかった。
朝はきた…
いつもどおり、学校に行ってまた偏見うけて帰宅。
携帯がなった…
母からのメールだった。
謝罪の言葉と、ショックを受けたこと…メールをみてまた泣いた。
甘えることを忘れてきた、あたし。
愛されてないなんて勝手に思い込んでいたあたし。
生きてていいんだ…生きなきゃ駄目なんだ…。 |