不思議な体験
これは私が小学生の時に体験した不思議な御伽話です
幼い時、私は埼玉県、川口市に住んでいました
私の家族は父と母、母方の祖父と弟、双子の妹の7人家族
おばあちゃんもいたのだけど弟が産まれる数ヶ月前に天国へと旅立ちました
おばあちゃんは弟の誕生を心待ちにしてました
おばあちゃんが亡くなった後、弟は無事に誕生その翌年には双子の女の子が年子で産まれました
弟は、これも運命なのかな?
おばあちゃんと同じ辰年でした
ある日の出来事
弟が、おばあちゃんの部屋で1人ぽっんとお正座して壁に向って誰かと楽しそうに話るんです
「ねぇ...誰と話してるの?」
当時、私は8歳
弟は2歳でした
弟妹とは大分年のはなれていたため幼い時からよく面倒をみていたと記憶してます
2歳になりたての弟は片言ではあるけど大分、言葉を話すようになりつつありました
「お..おばぁ...」
「えっ」
私は耳を疑いました...
「おばあちゃん...?」
部屋を見回すと弟だけじゃなかったんです
赤ちゃんの妹達までも手足をバタバタさせてニコニコ笑いながら
きゃきゃっと楽しそう
でも...私は何故だか、その時
懐かしいと言うより
ゾクッとする冷や汗をかいていました