少年はどうしても知りたい事があった。 誰もが訝しがる、実に可変しな環境で、 「いつかすべてが解るときがくる」と信じていた。 だが、それを知るまでに少年に教えるはずだった人物は、この世から居なくなってしまった。 僕はきっとその人を愛していたんだろう。 少年は確信する。これまでの扱いを思い返しても、その人物が去った事は何よりも寂しい。 ──それが例え信憑性のないものでも、僅かな時間でも、確かにそこには愛が存在したんだ。 もう一度、あなたに会いたい。 だから今を愛する。 いつか笑って再会できるように……。