表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説の書き方!!私的メモ  作者: 岸田四季
小説の基本
3/34

小説の基本3

 小説の基本1,2を読んでいただいた前提です。


・改行をしてみよう!

 単純に読みやすくするためのものです。


例:○

 僕の名前はタロウ。とある高校に通っている一年生だ。

 普通の高校で普通の生活を送っていた僕が、ある事件をきっかけに、次々に事件に巻き込まれてしまう。

 これから僕はどうなっていくんだろう……

例:×

 僕の名前はタロウ。とある高校に通っている一年生だ。普通の高校で普通の生活を送っていた僕が、ある事件をきっかけに、次々に事件に巻き込まれてしまう。これから僕はどうなっていくんだろう……


 作者の文章力はさて置き、上と下どちらが見やすいでしょうか? 内容は同じでも見た目的に上の方が読みやすい気がしませんか?

 でも、


 僕の名前はタロウ。

 とある高校に通っている一年生だ。

 普通の高校で普通の生活を送っていた僕が、ある事件をきっかけに、次々に事件に巻き込まれてしまう。

 これから僕はどうなっていくんだろう……


 このようにはしてはいけませんよ? あまり区切り過ぎても読みずらくなります。


・比喩をたくさん使おう!

 これは小説においてもっとも大切な部類に入ると思います。小説というのはどんなに頑張っても「文字」ですから、それだけで小説をイメージさせるのは難しいことです。

 最近では自分も大好きな「ライトノベル」という物があって、それには「挿絵」が入っています。それでも全ページに入っているワケではなく、多くて10ページ程度しか「挿絵」がありません。

 つまりは、「文字」で表現せざるを得ない訳です。ですから、比喩――例えというのが大切になってきます。


例:○

少女の頬は熟れたリンゴのように赤い。

例:×

少女の頬は赤い。


 こうやって比べるだけで、イメージのしやすさの違いが分かります。赤は赤でも、ピンク、紅、赤茶色、ワインレッド様々な「赤」があります。

 これを上手く伝えるのが「比喩」です。こうして、例えを用いると分かりやすいですよね?

 この例に限らず、他の時にも「比喩」を使うと分かりやすい文になりやすくなります。


・ややこしい表現はやめろ!

 タイトル通りです。ややこしい表現というのは、読む気をなくさせる大きな要因の一つです。なるべく避けましょう。


例:○

 僕の兄は警察官で好きな食べ物はカレーだ。

例:×

 僕の兄の職業は警察官で、その兄の好きな食べ物はカレーだ。


 文の長さや理解のしやすさ、どちらを取っても上の方が分かりやすいですね。

 下の文では「職業」という部分が要りませんでした。こういった無駄な部分はどんどん省いて行きましょう。


・「、」をきちんと使おう!

 「。」を使わない人はあまりいませんが、「、」を使わない人は意外といます。これは小説に限らず、どんな文章にも当てはまるので気をつけましょう。


例:○

 僕は必死で敵から逃げていると、道の横合に細い路地を見つけ、そこへ駆け込む。

例:×

 僕は必死で敵から逃げていると道の横合に細い路地を見つけそこへ駆け込む。


 見た目的にはさほど違いはありませんが、実際読んでみると違いが分かると思います。下の方がどこで区切っていいかわからず、読みずらいですよね? 特にひらがなが続くと読みずらくなります。

 目安は「て」「で」「が」「は」「と」など助詞に使うことが多いです。

 それ以外にも使いますがそこは自分で見抜けるようになってもらうしかないです。

 大体「。」までを二等分または三等分になるように打つと読みやすくなります。大体ですので、無理に二等分または三等分する必要はありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ