序 □ 現実逃避と言う名の日記
やっほー。
皆元気にしてるー?
私、私ー。横山依子でーす。
ちょっと死んだけど、とっても元気~。
死んだ理由なんて、皆知ってるよねぇ。
葬式に出てくれたんだろうしー。
そう、交通事故。
親より早く死ぬなんて、なんて親不孝なんだろうって思うんだけどぉ。
呆気無くあの世へ逝っちゃいましたぁ、二十七歳の身空で。
正しくはあの世じゃ無いんだけどね?
お陰で賽の河原で石を積まなくて良かったけどさっ。
ちょっと、聞いてくれるぅ?
私さぁ、あの世じゃなくて魔界って所に逝っちゃったみたぁい。
え? 何時もの私と口調が違うって?
そうでしょうねぇ。私も自分でそう思うものぉ。
何て言うのかなぁ。遣り切れない? やってらんないって感じー?
今、私すんごくやさぐれてる最中なんだぁ。
死んだ身で言うのも何だけどさぁ、現実逃避しちゃいたい。ううん、してる所なんでーす。
アルコールは呑んでないけどー、脳内分泌物で自棄酒してるってとこかなっ。
あ、そうそう、実はね。
聞いて驚いてー。
魔王就任しちゃいましたー!
あはっはーだ!
あ、何か部下がうるさくドア叩いてるから、ちょっと行ってくるね~。
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