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フリーザ様と灰原さん
作:おっとり



27.隠蔽


もしもしコナン君かい?
この間頼まれた轟グループと関係のある事件だけど
2年前に一件あったよ・・・
轟グループ会長の轟隆介の甥の貴之氏が
突然消息不明になってしまったらしいよ
でもそんなこと調べてどうするんだい?
まぁいいや・・・
毛利さんによろしく伝えてね

「いや・・・行くのはプールじゃない・・・轟さんの所だ」


第27話 隠蔽


フリーザ様達は桜塚の運転する車で轟の所へ向っていた

「俺は運転手かよ・・・」

桜塚は文句を口にはしているが
目は真剣である
コナンの言っていることが気になって仕方がないようである
そうしているうちに車は轟邸に到着した・・・

「普段轟の野郎は自宅で仕事をしていることが多い・・・
今日もここにいるはずだ」

そう言うと桜塚は大きな門のインターホンを押した・・・


「会長・・・桜塚様がお会いしたいと・・・」

秘書が轟の所にやって来た

「そうですか・・・上がってもらいなさい」

そうは言ったものの轟は少し気になった
あのチンピラめ・・・金は渡したはずだが?
そうしているうちに桜塚が・・・
そしてフリーザ様達が現れた・・・

「何か用かね桜塚君・・・報酬なら渡したはずだが・・・」

「いえ会長・・・用があるのはこいつらでして」

轟は仕事机の椅子から立つとソファーの方へやって来た
フリーザ様たちにもソファーを勧める

「で・・・何の用かな?」

それじゃあ打ち合わせ通り頼むぜ・・・
コナンがフリーザ様に目配せした

「もちろん貴方の罪を暴きに来たのですよ・・・轟会長」

フリーザ様が口を開く
喋っているのはコナンだが・・・

「最初から疑問だったんですよ・・・
サラブレッドを囲うのになぜあの狭い土地が必要なのか?
牧場に預けたほうが安上がりだと言うのに」

轟は黙って聞いている
さらにフリーザ様・・・コナンは続けた

「それに三枝さんに譲った土地・・・あの拓けた原っぱ・・・
あちらの方が馬を飼うには最適だと思うのですが?」

「・・・何が言いたい?」

「つまり貴方は馬などどうでも良かった!
要はあの土地を手に入れたかったのです・・・
そう!自分の罪を隠すために・・・」

秘書がお茶を持ってきた
轟がお茶を勧めるが・・・フリーザ様たちはおろか
桜塚でさえお茶には手をつけない

「で・・・私の罪とは?」

「ずばり言いましょう・・・
あなた・・・殺したんでしょう?甥の貴之氏を
そしてあの土地に埋めた!違いますか?」

「そんなわけないでしょう・・・なんであんな民家の庭に?」

「いや・・・貴方が埋めた時はまだ山だったんです
あの町は交通の便が良いのに山だらけ・・・死体を隠すには絶好の場所
過去に何度か死体遺棄事件があったそうです・・・
しかし誤算だったのは後にその土地に三枝さんが来てしまったこと
だから桜塚さんや私を向わせたんでしょ?」

「証拠は?」

「あの土地を掘り起こせば分ることです・・・」

轟は黙って下を向いた・・・
何分経っただろうか・・・やっと顔を上げた時には
もういつものいやらしい笑顔は消えていた

「いや・・・掘り起こすのは無理だよ・・・
埋まるんだよ!君たちは!」

そう言うと銃を取り出す轟・・・
秘書が合図すると10人ほどの黒服の男達が入ってきた・・・手に銃を握り締めて

「あいつが悪かったんだ・・・親戚だから我が轟グループに入れてやったのに
こともあろうにこの私の椅子を狙っていたとは!
馬鹿な子だったからお仕置きしたのさ・・・そしてお前らも!」

完全に囲まれた4人

「轟!てめぇ!」

桜塚が声を上げる

「子供2人にチンピラ2人・・・どうせそのネタで私をゆするつもりだったんだろうが・・・
まぁ良い・・・毛利小五郎さえ来なければババァ共々始末する予定だったんだ・・・
全ての罪をお前らに着せてな!・・・さぁ命乞いをしろ!」

「命乞いをするのはあなたですよ・・・」

フリーザ様はそう言うと共にエネルギー波で銃を粉砕していた
10人の部下は何が起こったのか分らずに混乱する・・・

「貴方が捕まってくれなきゃ私が名探偵として賞賛を受けられないではないですか
往生際の悪い・・・無駄な抵抗はやめて大人しくお縄につきなさ〜い!」

「くそ!構わん!この人数だ!こいつらをぶちのめせ!」

そう言うと10人の部下は素手で襲い掛かってきた
同時にコナンはベルトからボールを出して蹴りつけた

「ま・・・待て!俺はケンカは強くねぇんだ・・・ぶあ!が!あべし!」

「サクラヅカさん!下がっていてください!」

あっという間の出来事だった・・・
床にはボコボコにされた黒服達と寝息を立てる秘書
・・・そして桜塚が転がっていた

「く・・・な・・・なんなんだお前は!?」

「成敗!」

フリーザ様が叫ぶとコナンが灰皿を蹴って轟を倒した

「まるで暴れん坊将軍ね・・・」

哀はいつの間にか隠れていたようだ
静かになったのを見はからってこそこそ出てきた
傍らにはボコボコにされた桜塚が倒れている

「ちょっと・・・大丈夫?」

「あぁ・・・昔から殴られ慣れてるからな・・・俺、いじめられっ子だったし」

桜塚がカミングアウトした数分後警察が来た
轟とその部下たちは銃刀法違反で逮捕されたが
後日例の場所から貴之氏の遺体が発見され
殺人罪で再逮捕された・・・


「へぇ〜轟さんの事件フリーザさんが解決したんだ・・・
やっぱりあの会長悪者だったのね!最初に会った時から感じ悪かったもの」

蘭は新聞を見ながら言った

「でもこれで一件落着だね・・・」

「そうでもないみたいだよ・・・」


ポアロにて・・・

「フリーザさん!轟氏の殺人を暴いたと言うことですが!?」

「黄泉売新聞です〜!」

「あなた探偵だったんですか!?」

マスコミの取材に追われていた

「またですか!?いい加減にしないと消し去りますよ!」


続く


おまけ:こぼれ話

桜塚の車の中で・・・

「フリーザ様・・・今回探偵役なんだから口パクちゃんと頼むぜ!」

「任せなさい!このフリーザ様が名探偵となって見せましょう」

「練習すれば良いじゃない・・・まだ到着しない見たいだし」

「よ〜しいくぞ!・・・つまり貴方は馬などどうでも・・・ってズレてんじゃねぇかよ!」

「じゃあいっこく堂探偵ってことに・・・」

「できるわけねぇだろ!!!」

「おいうるせぇな!運転に集中できねぇだろ!ってうわ!
ちょっと擦ったじゃねぇかよ〜!」

この後三回擦ったらしい・・・





轟編完結です
またコナンキャラださなきゃなぁ
なんて思っています
ご期待下さい!
まあ期待を裏切るの得意ですけどね^^;











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