20.入門!哀の漢道
漢・・・
昔の中国?否!
漢字の「漢」と書いて
これすなわち「おとこ」と読む
漢とは・・・
己の肉体を省みず
その信念のために慢心する者のこと・・・
劇画タッチの人生を送る人々のことである
今日の「フリーザ様と灰原さん」は
そんな漢達の宴・・・
第20話 入門!哀の漢道
哀は久々に夜更かししている
フリーザ様が「寝坊と言うのを私もしてみましょう」などと言ったので
朝早く起きて朝食の準備をせずとも消し去られないからである
なので哀は最近滞っていた解毒剤の研究を進める
「今回のはなかなかいい具合ね・・・パーフェクトには程遠いけど」
ビーカーを見つめながら哀がつぶやく
思いのほか順調に進んでいるようである
「さてと・・・これで良しと・・・
はぁ疲れたわ・・・ちょっと休もうかしら・・・」
一段落ついたのか眠ることにした哀
地下室から出てベッドへ向った・・・
ビーカーを残して静まり返る地下室・・・
だったが真夜中の侵入者が現れた・・・
「はぁ・・・まったく・・・慣れないことなどするものではありませんね
寝坊しようと思ったら興奮して眠れなくなってしまいました・・・
ハイバラさん!なんとかしなさ・・・いないのですか・・・」
真夜中のフリーザ様登場
哀は寝てしまったのでいない・・・
仕方ないのでベッドに叩き起こしに行こうと
地下室を出ようとしたフリーザ様だったが・・・
良く考えると哀が使っているこの地下室に入ったのは初めてである・・・
妙にワクワクしてきたフリーザ様・・・
いろいろいじくってみることにした・・・
まずパソコンを起動・・・IDとパスワードだと!?生意気な・・・
本を手に取る・・・なんですか?このわけの分らない公式は・・・
そして遂に解毒剤の試作品であるビーカーに手が伸びた・・・
「これを研究中なんでしょうか・・・
そう言えばいつも試作品がどうとか言ってましたね
あまりうまく言っていないようなことも言っていましたっけ・・・」
フリーザ様は自分が完成させることにした
とりあえずその辺りにある薬品を適当にビーカーに注ぐ・・・
混ぜる・・・アルコールランプで加熱・・・
しかし特に変化のないビーカーの内側・・・
フリーザ様は飽きと眠気で研究室を後にした
翌朝・・・
学校に行く前にビーカーの中の薬品を処理しておこうと思った哀
地下室に向う・・・そこには加熱されるビーカー
「なんでアルコールランプがついてるのよ・・・」
不審に思ったがとりあえず消そうと近付いた時だった
ボン!!!
「きゃあっ!!!」
ビーカーの中の薬品がいっきに吹き飛んだ
部屋の中に充満する怪しげな煙・・・
哀は煙に咽ている
数秒して煙が消えた・・・と同時に博士とフリーザ様がやってきた
「どうしたんじゃ哀君!?」
「いきなりビーカーの中の薬品が爆発しただけよ・・・
ところで誰か試作品をいじらなかった・・・?」
「あぁ・・・私がやっておきました・・・お役にたちましたか?」
何の悪びれもなくフリーザ様が言った
哀は2・3小言を言うと学校へ行くため出て行った
しかしこの時哀の体には少しずつだが変化が現れ始めていた・・・
帝丹小学校・・・
いまは算数の授業中である・・・小林が簡単な足し算の問題を黒板に書く
これからこれを生徒に解かせようと言うのだ・・・
「は〜い!だれかこの問題解ける人いるかな〜?
それじゃあ・・・松坂くんどお?」
まぁさすがは小学一年生・・・算数と言えども頭がごっちゃだ・・・
「う〜ん・・・それじゃあ灰原さんに答えてもらおうかしら」
哀なら答えられるだろう・・・そう期待する小林・・・
哀はいつも通りかったるそうに椅子から立った
しかし口から出た言葉はいつもと違った・・・
「ならばこの拳で応えてやろう・・・」
「え・・・いや・・・普通に答えて欲しいんだけど・・・」
あまりに意外な言葉にキョトンとする小林・・・
隣の席のコナンも目を丸くする
「え!?・・・あぁそうね・・・12よ・・・」
「はい正解」と流す小林・・・
しかし哀は困惑した・・・なんであんな言葉が出てきたのかしら?
寝不足でおかしくなった?
あり得るわ・・・フリーザ様の影響ね・・・きっと
とりあえずそれで納得することにした哀
症状1 拳で応えようとするようになる
昼休み・・・コナンと哀は屋上にいた
哀は解毒剤の試作品が完成しかけたが
フリーザ様に妨害されたことをコナンに愚痴っている
ははっと笑うコナン・・・
「ところでお前・・・さっきなんであんなこと言ったんだ?」
コナンが聞く
嫌なことを蒸し返すわね・・・哀はイラっとしたが
疲れてるんだろうとだけ言った
・・・そこへ光彦達がやって来た
「あ!2人ともこんなところにいたんですか・・・
今日の放課後皆で博士のうちへ行こうと思うんですが」
コナンは別に暇だからと返事をする
どうやら久々に探偵団の会議をするらしい・・・実質遊びだが
「分ったわ・・・博士にメールしておく」
そう言うと哀は携帯を取り出すと・・・
目にも止まらぬ速さでメールを打ち始めた
「あ〜ったたたたたたたたたたたたた・・・ほぅあたぁ!!!」
その間わずか2秒・・・恐ろしい高速メール打ちに唖然とする探偵団
しかも「あたたたたたたたた!!!」という謎の雄叫び付きである
明らかにいつもの哀ではない
「灰原さん・・・どうかしたんですか?」
呆然としながらも光彦が聞く・・・
「え?あ!・・・えっと・・・声を出したほうが体にいいからよ」
なんだよ・・・その言い訳・・・
コナンは軽く呆れた・・・が
確かに哀の様子はおかしかった
症状2 百裂拳が使えるようになる
放課後・・・
学校が終わり探偵団より一足早く校庭に出た哀
すると数人の男子に女の子がいじめられていた
良く見るといじめられているのは同じクラスの杏
いじめているのは1年A組の男子3人・・・通称「バカガキ三銃士」だ
哀はすかさず止めに入る
「やめなさい!女の子を寄ってたかっていじめるなんて・・・
男として最低よ!恥ずかしいと思わないの!?」
「あぁ!お前はB組の灰原!
なんだよこの茶髪女!不良!不良!」
「俺たちのストレス解消の邪魔するなよ!」
何を言っても無駄なのがこの歳の男の子である・・・
それにしてもストレス解消なんて・・・
お前らそれほどストレス溜まる生活してねぇだろ!
哀は呆れながらお説教することに・・・
「ストレス解消って理由でこんなことして良いと思ってるの?
そんなことじゃろくな大人にならないわよ・・・」
しかし聞く耳を持たない・・・聞かザル、聞かザル、聞かザルのバカガキ猿三銃士
哀が説教している目の前で杏をいじめる・・・
三銃士の一人が砂を投げつけた
その時哀は遂に切れた!
「てめぇらに今日を生きる資格はねぇ!」
そう言うと同時に哀の上半身の衣服が破れ飛び・・・
中からは筋肉の鎧が・・・出るわけはない
我に返った哀
「きゃあああああ!!!」
「おい!灰原!なにやってんだよ!」
コナン達がやってくる・・・三銃士は「や〜いロシュツキョー!」と叫びながら逃げて行く
それにしても一体哀の体はどうなってしまったのだろうか・・・
哀もようやっとことの重大さに気が付いた・・・
症状3 怒ると服が破れるようになる
続く
おまけ:今日のスカウター
ピピピ・・・目暮警部 戦闘力15
フリーザ様から一言
小太りの警部さんです・・・コナンの原作ではもっともお馴染みの警察関係者でしょう
特に格闘技をやっているわけでもなさそうです・・・捜査一課最弱との声も・・・
ところで帽子のなかはどんなヘアースタイルなんでしょう?
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