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フリーザ様と灰原さん
作:おっとり



15.色黒!大阪より来る有り


朋、遠方より来る有り、また楽しからずや・・・
あの孔子の有名な一節である
遠くから友がやってきた!
なんと楽しいことではないか!
といった意味である・・・
そしてここにも遠くから友がやってこようとしている
今回ははそんな遠くから来た友達の話


第15話 色黒!大阪より来る有り


「ほれ!追跡メガネの充電・・・終わったぞい!」

博士がコナンにメガネを渡す
サンキューなどと軽く返事をしたコナンがそれを受け取った
そこへ

「コナンさん!これはこれはいい所に!」

今日も皆に迷惑をかけるべく・・・フリーザ様登場!
手にはなにやらガイドブックのような物を・・・

「実は私は米花町以外あまり行ったことがないので
今度の連休に東京見物にあちこち行ってみようと思うのです
そこでコナンさん!」

「パス」

瞬殺ならぬ瞬却下
フリーザ様は頭に血が上ってきたのかこめかみがピクピクしている

「このフリーザ様のガイドを断ろうとは・・・痛い目に会いた」

「わりぃ!その日は服部が来んだよ」

「あら・・・彼がくるの?」

ハットリ?
初めて聞く単語にフリーザ様が考え込んでいる
コナン、博士、そして哀はその久しぶりの来訪の話をしているようだが
フリーザ様にはなにがなんだか・・・
はて・・・ハットリ・・・忍者?

「忍者が来るんですか?忍者など好きにさせておいて
この私の観光をですね・・・」

「バーロォ!忍者じゃねぇよ・・・まあいわば俺の同志かな」

このフリーザ様を差し置いて・・・
と思ったが・・・そこまでコナンが言うので
フリーザ様もハットリに興味がわいたようだ

「分りました!ならばその忍者も東京の観光に参加させましょう!」

うわぁ・・・また突っ走り始めた
その時コナンにはすでに拒否権はなかった・・・


そして連休初日・・・
東京駅にやってきたのは
コナン、小五郎、蘭、哀、そしてやっぱりフリーザ様
もちろんビジュアル系である

「すみませんねぇ・・・私までお邪魔してしまうとは・・・」

「良いんですよ!大勢の方が楽しいし!ねぇコナン君」

蘭は楽しそうだがコナンは
お前が無理やりついて来たんだろ・・・とやや不機嫌であった
と・・・そんなことをしているうちに時間になった

「よう!くど・・・やのうて・・・コナン君!それにおっさんらも!」

「蘭ちゃ〜ん!久しぶりやな〜」

服部と和葉が現れたようだ
しかしフリーザ様はその声に鋭く反応した

「・・・こ・・・この声は・・・ベジータ!」

フリーザ様はすかさず声の主を見やる・・・が
そこにいたのはまったく知らない男だった
しかしフリーザ様はベジータと信じて疑わない

「みんな元気そうで何よりやなあ!・・・ん?
そっちの・・・なんやけったいな格好した奴は知らへんな」

「ふっふっふ・・・何をとぼけているのです?
この私が分らないわけないでしょう・・・変装までしちゃって
えぇ?ベジータ」

なんか変な名前付けられてるよ!
服部も突然の改名に困惑する

「なんやお前!?俺はお前みたいなん知らへんぞ・・・」

「とぼけるな!どうやらもう一度死にたいようですね・・・」

と問答無用でエネルギー波を繰り出す
服部は危険を察知していたのか寸での所で避けていた
たまらず皆でフリーザ様を落ち着かせ
服部はベジータでないことを説明
フリーザ様は何とか理解したようだ

「まったく!何やってんのよ!駅の中でビーム出してんじゃないわよ!
まぁ被害が出なかったから良かったものの・・・」

と哀がフリーザ様にお説教している少し先では・・・

「ぎゃあ!!!俺のSuicaが焼けた!」

しっかり被害が出ていたようである


そして東京観光が始まった
幸いにも蘭がガイドを買って出てくれたので
コナン一人でフリーザ様と服部の面倒を見ずにすんだ

「ここがお台場よ!封鎖できません!でおなじみレインボーブリッジや
ライ○ドアに乗っ取られそうになったりPR○DEから手をひいたりして
何かとお騒がせの某テレビ局もあるわ」

そして移動・・・

「ここが六本木ヒルズ!さっき言ったライ○ドアや楽○なんかの
IT企業の巣窟みたいなところよ!いまや玉の輿と言えばヒルズ族よ」

以上!蘭の東京案内であった
・・・時事ネタかよ


・・・六本木ヒルズ大展望台

皆が楽しそうにしている中
哀は東京の街を見下ろしながら考え込んでいた
その顔はどこか浮かない感じだった

「どないしたんや?ちっこい姉ちゃん」

服部が近寄ってきた
哀は軽く微笑むとまた街を見下ろした

「この街のどこかに・・・いるのよね」

服部は黙って聞いていた
哀の眼前に広がる街のどこかに必ず奴らがいる
組織の人間ははそれこそどんなところにでもいるのだ
それを考えてしまうから
哀はあまり高いところが好きではなかった・・・

「あれが来てからは組織のことなんて忘れかけてたけどね・・・」

哀は少し離れたところを見る
コナンとフリーザ様が戯れている・・・
と言うかコナンが振りまわされている
フリーザ様はえらくご機嫌のようだ・・・

「それでええんとちゃうの?・・・ずっと考えててもしゃあないやろ」

服部は言った
その言葉に哀は黙っていたがしばらくすると
それもそうね・・・と笑った

「せやせや!ほれみぃ!笑ったほうがかわいいでぇ!」

その日哀は少し肩が軽くなったような気がした
哀の柔らかい視線の先では
フリーザ様がエネルギー波を放っていた・・・
・・・・・・・・・・・・
ダメだろ!
すかさず哀は止めに入るのだった・・・

「忙しそうやな・・・」


・・・その頃ヒルズから数キロのところでは

「こ・・・今度は買ったばかりのPSPが・・・焼けた・・・」

今回の一番の被害者は彼である
が・・・コナン達も服部達もフリーザ様も
そんなことは知る由もなかった・・・


続く


おまけ:今日のスカウター

ピピピ・・・毛利小五郎 戦闘力 54

フリーザ様から一言
一見するとただのチョビヒゲおやじですが
実は柔道はかなりの腕前です・・・
普段はスケベで下品な男ですが
いざと言うときの度胸も据わっていますしね・・・





服部を登場させました
今回は哀の悲しい部分を再起させる目的も有りました
最近ただのツッコミキャラでしたからね
まぁ今後もただのツッコミキャラですけど^^;
ってことで折角服部が来たんで
次回は軽く殺人でも起こします(笑)











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