13.フリーザ様追放計画
前回授業参観に出席したフリーザ様
しかしその行動が何かと波紋を呼んでいたことを・・・
「ねぇ田辺さん・・・知ってる?この間のB組の授業参観に・・・」
主婦たちの噂話にまでなっていることを・・・
「なんですって!」
新たなる危機が迫っていることを・・・
フリーザ様はまだ知らない
第13話 フリーザ様追放計画
「ふぅ・・・久しぶりに解毒剤の研究なんかしたから疲れたわ」
その日哀はフリーザ様が現れてから滞っていた
解毒剤の研究を再開していた
そして一区切り付いたのでコーヒーでも飲もうとリビングにやってくると
・・・いつもと違うフリーザ様がいた
「何よその服・・・」
いつものビジュアル系の服ではなく・・・
「ワイルドなあんちゃん」と行った感じの服である
「おや覇威婆羅さん・・・珈琲破壊ですか?」
「はぁ?」
なんか漢字が多いな・・・
フリーザ様に一体何があったのか
哀にはわけが分らなかった
「いやぁ・・・この間の授業参観に行って思ったのですよ
教育は大事だ!とね・・・子供たちの未来を作る教育・・・
しかし本当の教育とは何か?・・・それが疑問でしたが・・・」
「・・・・・・」
「答えはこれだったのですよ・・・」
なんでだよ!
哀はあまりの突っ込みどころの多さに何も言えなかった
しかしフリーザ様の言葉の意味を理解するのに
そんなに時間は要らなかった・・・
哀の足元には一冊のマンガが落ちている
「・・・なるほど・・・これの影響ね・・・」
表紙には「GTO」と書いてある
「そう言うことで私はこのスタイルで教育を行うことにしました!
夜露死苦!!!」
夜露死苦じゃないわよ・・・またこの男は・・・
その頃帝丹小学校では臨時保護者会が行われていた
集まっているのは主に一年生の保護者であった
そこに学年委員長がやってきた・・・
「みなさま・・・お集まりザマスね」
本日の議題は
「この間授業参観にやってきたビジュアル系について・・・」
である
「我々A組の保護者は詳しく知らないザマスが
聞いたところに寄ると?授業の妨害・・・
そして保護者会での王様ゲーム・・・何を考えているザマスか!?
なんて下品なんザマショ!」
学年委員長の田辺はすごい剣幕でしゃべっている
保護者たちはそれを時折うなずきながら聞いていた
その中には蘭の姿も・・・
「とにかく・・・あんな下劣な男が近くに居たのでは
私たちの子供に悪影響が出るザマス!
即刻排除するべきザマス!」
「しかし田辺さん・・・排除ったってどうやって・・・?」
たしかに日本国民には住居の自由が認められている
いや・・・フリーザ様は日本国民ではないが・・・
一応はそう言う建前である
「要はあの男がこの学校に来なくなればいいんザマス
そこで小林先生!灰原哀の転校を要求するザマス!」
「ちょ・・・ちょっと待ってください・・・幾らなんでもそれは・・・」
小林は非常に困惑している
元はと言えば自分の力量のなさが招いたことと思っていた彼女にとって
そのことで哀が転校になるのは納得出来なかった
「待ってください!そんなの哀ちゃんが可哀想です!」
蘭が反論するが・・・
「うるさいザマス!高校生の小娘が偉そうな口を聞くなザマス!」
この田辺と言う人は現在1年生の学年委員長を勤めるとともに
帝丹小学校PTA会長を勤める通称「帝丹の猛虎」である
彼女に逆らえる者は少ない
「皆さんが反対しても私は絶対に灰原哀を転校させるザマス!」
大変なことになってしまったようである・・・
そのころフリーザ様は哀とポアロにいた
「良いですねその格好・・・ワイルドで素敵ですよ!」
梓はフリーザの服をほめながらいつものコーヒーを出した
「そうでしょう」とフリーザ様はご機嫌である
哀は呆れながらもファッション誌に目を落としながらコーヒーを口に運ぶ
そしてその隣には大学生がいる・・・もちろん今日もレポート
そんな感じでしばらくとりとめもない世間話が展開されていたが
「あら・・・あれ蘭さんじゃない?」
哀は店の前を通る蘭に気づいた
梓はウィンドウをコンコンと叩いて蘭に挨拶する
店の中ではフリーザ様が手を振っていた
「こんにちは・・・」
店に入ってきた蘭・・・だが表情は暗い・・・
「なにかあったんですか?」
梓が聞いた
蘭は哀の顔をみるとため息を付き
それからフリーザ様を見て言った
「フリーザさんこの間授業参観にいったでしょ?
その時のことが保護者会で問題になってて・・・
その・・・哀ちゃんを転校させるべきだって・・・」
蘭は横にいる哀に遠慮しながら言った
哀はフリーザ様をにらみ付ける
「何でも保護者会で王様ゲームやったとか・・・」
「・・・ごめん・・・それ・・・俺が吹き込んだ」
大学生が申し訳なさそうに言った・・・
重苦しい沈黙・・・
最初に口を開いたのはフリーザ様だった
「様・・・」
「え?」
「私を呼ぶときはフリーザ様と呼びなさ〜い!」
そっちかよ!
全員もう呆れるしかなかった・・・
そして次の朝
フリーザ邸(阿笠邸)の前にあの人が現れた
「おっほっほ・・・灰原哀・・・そしてビジュアル系・・・
私の子供達が良い子に育つには邪魔な存在・・・
消えてもらうザマス!」
遂に哀達のところに迫ってきた
学年委員長ザーマス田辺・・・
哀は転校してしまうのか?
続く
おまけ:こぼれ話
「楽しい遊園地」にて・・・ジェットコースターに乗ったフリーザ様達
「ジェットコースター楽しかったね」
「えぇ!あのアクロバティックな動きはなかなかの物でしたよ・・・ふっふっふ」
楽しそうなフリーザ様一向
しかしコナンはジェットコースターを見て考え事をしていた
「あら・・・なにぼーっとしてるのよ・・・」
哀が声をかける
「いや・・・あのジェットコースター・・・前乗った時は人の首が飛んでたなぁって」
この男の頭の中には常に事件のことしかないようである・・・
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