夕陽は太陽(6/20)PDFで表示縦書き表示RDF


続編、絆の締めとして男の語りで締めました。楓と祐也の過去が少しずつ見えてくる作品。時間がありましたら是非読んで下さい。
夕陽は太陽
作:アクア☆



続編 最高の絆


 綾音を家まで送り返し、少し余韻に浸っていた…。

 なんか清々しい風が僕を包み込んだ。
 この夜の星空の下で僕は自然と自分を出していた気がした。


『心地ぃぃ…。』


『…何が心地ぃぃだょ…。』

『!……祐也?』

 祐也が木に寄りかかりながら煙草を吸っていた。

『青春ってぃぃなぁ…。よっ!』

 笑顔で近づいてきた!

『まぁ、明日は休みだ!今夜は楽しくなりそぅだなぁ!』

 めちゃ笑ってるょ……。もしかして、ずっと見ていた?

『とりあえずお宅んち行こっか?』

『いつからいたんだょ…?』

『まぁまぁ、そんなに急ぐなってぇ。』

 ちょ〜こぇ〜…
    ・
    ・
    ・

『楓さぁ、おまぇら付き合えば?すげぇぃぃ感じだったじゃん?今も昔も。』

 なんだ?ふざけてくると思ったら結構真剣な顔して話すなぁ…。

『……。どぅなんだろぅなぁ…。』

 音楽を流していても耳には届かなかった…。

『祐也は…どぅなん?』

『ん〜…。じゃ〜ん!ビ〜ルゥ!』

『どっ、どっから出してんだょ!』

『たまには飲みたい時もあるじゃん?楓の祝福もかねて…。なっ!』(お酒も煙草も二十歳からです)

『まだ、決まった訳じゃなぃょ…。まだ、引きずってるのか?ん?』


『……。』

 外を眺めていた。
『まだ……。』

 祐也が小声で何か呟いた。
『……。』

 俺は祐也が心開くまでは祐也に付き合うと…。一緒に乗り越えると心に誓った。

『ぉ…。悪ぃな。なんかしんみりさせちゃって…。』

 学校では明るく振る舞ってても心にはずっと…。

『明日さぁ、墓参りでも行くかぁ?俺等2人で行ったら絶対喜ぶぜ?』

『バカかぁ?加藤がどぅ思ぅょ?相変わらずネジ外れてんなぁ…。』

 ぷっ…あははは………。

『ちょぅど1年か?』

『もぅそんなんなるか…。』

『あの頃は良かったなぁ…。』

 今でも、目をつむれば鮮明に浮かぶ景色…。

『そぅ、楓!昔っから加藤と2人になるとお地蔵さんになるよなぁ!くっくっく…。』

 何年一緒にいんだょなぁ!女慣れしてないって言うか…ぶぅぅっ!

『なぁに思い出し笑いしてんだょ…。ちぇっ!』

『でも、楽しかった!4人でさぁ、海行ったじゃん?楓、足つってさぁ……ぶはぁぁっ!』

 俺を笑いもんにしたいのか…。

『祐也なんかょ、浣腸とかいって、いきなり優希にやったらおもいっきり、グゥで殴られただろ!』

 あっ!ヤバぃ事言っちゃったかなぁ?

『…そぅそぅ…。あれは誰よりも痛かった…。痛かったょな……。』

 ……祐也はずっと外を見ていた。
 肩を震わせながら……。


『無理すんなょ…。』

『……。はぁ。』


『誰かが覚えててやらねぇと可哀想だろ?俺は、俺等は、俺等だけは絶対忘れちゃいけねぇんだょ!忘れちゃ……。』


『わかってるょ……。』

『俺も後悔はしたくない…。』


 綾音には言えないょ…。綾音の辛そうな顔、あの時で終わりだ。もぅ見たくないょ…。


 今夜は、長い夜になりそうだ…。でも、ここまで、さらけ出してくれる仲間って人生の中でどの位いるのだろうか…。 素で話あえるのがホントの友達だと俺は思う。

 今夜は、眠れなさそうだ。だけど、大切な時間だ。

 思い切り泣き、笑い、最高の宴にしよう!なっ!優希…。

 続編 最高の絆  完


読んで頂きまして有難う御座います。祐也の本音。引きずっている存在、優希。色々ありましたね。次回、昔に帰ってそのストーリーにふれたいと思います。よかったらまた、読んで下さいね。有難う御座いました。











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