夕陽は太陽(19/20)PDFで表示縦書き表示RDF


いつも読んで頂き有難う御座います。今回の作品は、綾音の事を思うあまりにちょっとした事が…。良かったら読んでみて下さい
夕陽は太陽
作:アクア☆



第8話 不安な気持ち


 俺は、考えていた…。

 綾音は、なんで“キス”をしたのかを……

 考えれば考える程、不安はつのっていった…。


 休みは終わり…

 なんか、学校行くの…ヤダなぁ…。

 正直、どんな顔して逢えばいいかわからなかった…。

    ・
    ・
    ・

 ガラガラっ…

『おはょっす…。』

『おぅ!楓っ。』

 いつも、この時間にはいるはずの綾音が、今日はいなかった…。
 こういう時、どうしてもネガティブに考えてしまう…。

 やっぱ、俺と逢いたくないんかなぁ…。つれぇ…

『裕也?…あのさぁ…、綾音は?』

 何気に、綾音の事を探る楓。

『んぁ?知らねぇ…。まだ、来てねえぞ?』

 まぁ…とりあえず席に着いた。


    ・
    ・
    ・

 結局、綾音は学校には来なかった…。

『裕也?わりぃ!今日、バイト休み!マスターに言っといて!んじゃ先帰るゎ…。』

『な、な、なぁ?』

 かなり、綾音が心配で、いてもたってもいられなかった…。
 結局、綾音の家に来てしまった…。

 子供の頃は、良く来た家。中学、高校と年を重ねるにつれ、行かなく…、行きにくくなっていた…。

 もちろん、親もひなたちゃんも知っていた。
 いつも思う…。チャイムを押す時の勇気…。

 ガチャ!

『ぁ!楓お兄ちゃん!』

 ビックリした…。ひなたちゃんだった…。

『よっ!久しぶりだね。ひなたちゃん!』

『ぅん!どぅしたの?』

『ん?あぁ…。お姉ちゃん…いる?』

『いるけどぉ…、今、寝てるょ?ひなた、お姉ちゃんの看病してるんだょ?凄ぃでしょ。にっ。』

 綾音は、体調を崩していた。それで、学校を休んだのだ。

『あれ?ひなたちゃん、どっか行くの?』

『ぅん!友達のお家行くんだぁ!またね!』

 あれ…、看病してるんじゃ…。

 ん〜。上がっちゃって良いのかなぁ…。

 と、言いつつ上がってしまった俺…。

 久々入ったなぁ…。懐かしい感じだった。

 綾音の部屋の前に来てしまった…。

 何か、ドキドキしてきた…。

『ぁ、綾音?俺、楓だけど…。』

 返事が…な…ぃ…。

 ガチャ!綾音が出てきた…。

『どぅしたの…ひなた……!ぁ…!』

 綾音は、寝ぼけていたのか…俺の事を、ひなたちゃんと間違えていた。
 いきなりの訪問。

 髪の毛ボサボサで、可愛いパジャマ姿の綾音が、俺の目の前にいた…。
 やっぱ、まずかったかぁ…。案の定…

『キャッ!何で?何で楓いるの?もぅやだぁ…。』

 綾音は、急いで部屋に入りドアを閉めた…。

『ごめん…。さっき、ひなたちゃんいて…、綾音、心配だったから…。ごめん…。』

 綾音と、ドア一枚挟んで会話をしていた…。

『具合、大丈夫か?』

『ぅ、ぅん…。』

『なら良かった…。ただ、それだけだから…。ごめんな?』

 楓は、少し、ホッとした感じで階段を下りた。

『楓?ごめんね…。来てくれて…、嬉しかった…。ありがと…。』

 綾音は、部屋に入ったままだった。

『ぉ、ぉぅ…。早く治して学校来いよ!』

 楓は、家を出た…。

 綾音は、楓が見えなくなるまで、窓から楓を見ていた…。

 たいした事、なくて良かったと思う楓…。

 いきなりの楓!ドキドキが止まらなかった綾音…。



 ありがとぅ…楓…。



 この時、綾音の中の、嫌な出来事は、どこかえ行ってしまった…。


読んで頂き有難う御座います。お互いに好きなのに、前に進めないのが辛いとこ…。また、宜しくお願いします。











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