海沿いを走っていた
海の向こうには工事してるクレーン車が空に向かって伸びていた
人はどれだけ頑張って手を伸ばしても空には届かないのだろうか…
俺はいつもそんな事を思っていた。
申し送れました俺神谷高貴配達業をしている24歳です。
『天気いいなぁ!風が気持ちいい。』
『そうだな!気持ちよくて眠くなってきたぁ。
そぅ助手席に座ってるサボりぎみな男!山崎慎二
『慎二!少しは真面目に仕事しろ!』
『は〜ぃ』といつも口だけ!そぅこの人があの噂の口だけ番長!
学生からの縁!腐れ縁ってやつかな! 何でも話せるいわば親友です。
心地よい風!キラキラ光る蒼い海!案外楽しい仕事をしています。
可愛い彼女、綾音もいて幸せの毎日でした。
あの日がくるまでは…
親の離婚
恩師、友の…
一年間に大切なものが自分の前から失われていった。 ただ支えになったのが綾音の存在だった。
なにかあるたんびに側にいてくれた。
目に涙を浮かべギュッと抱きしめてくれた。
『なにがあっても私が側にいるからね。ずっといるから…』
『……』
一年後…
海沿いを運転してた。
海の向こうのクレーン車がまだあった。ビルの上にクレーン車があった。少し空に近ずいていた。
いつかは空に届くかな。 |