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ぼくらの方程式「番外編」 その1
作:忘後 十夜



番外編その2「映画館に行こう!」


朝ご飯と呼ぶには少々遅いが、昼ご飯と呼ぶには早すぎる。そんな食事をぼくと姉さんは今現在とっています。やはり、姉さんは料理が得意です。個々の料理のレベルの高さが出ています。ぼくにも半分ぐらいその才能が欲しいものです。
しかし……
「姉さん」
「なぁに?」
「……やっぱり、お味噌汁とパンの組み合わせには無理があるよ」
朝から一体全体何てものを食べさせやがるんだ。和洋折衷って、それなんか違うから。
「私はなかなかいけると思うけど」
そりゃ、あんたは牛乳とご飯だからまだましだろうが。ていうか何でわざわざ洋食どうし、和食どうしであわせないんだ。どう考えてもパンは味噌汁にあわないよ姉さん。
……正直、もう食欲がない。一応、皿にのせてあった分は全部食べたし、もういいだろ。いいですよね?
「ごちそうさまでした」
流しに食器を運ぶぼく。姉さんにおかわりするように云われるが丁重に断っておく。
……やっぱり朝は抜くべきだったか。
そんなことを考えながら、ふと見上げる時計。
短針がちょうど11を指した所だった。
午前11時、か。
…………時間?
そういえば、なんかあったような気が……。
えーっと……。
あ、今日は九々壱と映画を見に行く約束があった。
約束の時間は十二時。
まだ一時間あるが、待ち合わせ場所まで行くには少し時間がかかるし、そろそろ出た方が良さそうだ。
取り敢えず、その辺に置いといた財布をポケットに入れてから洗い物をしている姉さんに声をかける。
「姉さん、ぼくちょっと出かけてくるから」
約束の時間は十二時。
まだ一時間あるが、待ち合わせ場所まで行くには少し時間がかかるし、そろそろ出た方が良さそうだ。
「え?どこ行くの?」
「映画館。九々壱と一緒に。あ、昼は外で食べてくるから」
「ふーん……。デート?」
「何でだ」
定義にもよるかもしれないけど……デートじゃないだろ、多分。
「……じゃ、行ってきます」
「夕飯までには帰ってきなよー」
姉さんに適当に相槌を打ってぼくは家を出た。
今日の天気はなかなか良好。ぼくは映画館に向けて歩き始めた。真っ直ぐ行けば、だいたい二十分程で着くはず。
映画館は駅前の商店街にある。なんとも微妙な大きさが売りだ。
今からだと……まあ、十一時三十分頃には着くだろう。
……三十分、か。
……分かってはいたけど、三十分早く着いてもね。九々壱もまだ来てないだろうし……。


…………。


ぼくは少しだけ時間潰しに近所の本屋
「六刹那亭」に入ることにした。














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