ぼくらの方程式「番外編」 その1(1/3)縦書き表示RDF


注意!どう考えても、このぷろろーぐだけでは、コメディじゃないです。かなり、危ない。(死体とか出てくる)
どうしても、そういうのが苦手な人は、これを飛ばして次のから読んで下さい。お願いします。
ぼくらの方程式「番外編」 その1
作:忘後 十夜



ぷろろーぐ「まどろみ」


何度やっても、人を殺すのは嫌な気分だ。
赤く染まったナイフを見ながら、思考停止気味に、ぼくはそんなことを考えた。
体中に飛び散った返り血。べとべとする。
気持ち悪い。早くお風呂にでも入りたかった。
手に持ったナイフ。……あれ、確かぼくは刃物恐怖症だったはずだけどな。
まあいいか。
足下を見た。
血溜まりのなかに人が倒れていた。
赤くて紅くて朱くて、緋かった。
さっきぼくが殺した人だ。
死んでいるんだろうか。
死んでいるに決まっている。ぼくが殺したのだから。
くす。
……少し、面白い。
殺したんだから、死んでいる、か。
当たり前だよ。
そんなことは名探偵コナンを読んでる小学生だって分かることさ。
おいおい、しっかりしろよ、ぼく?
どうでもいいけど。
ん?そういえば、ぼくは一体誰を殺したんだろうか。
うっかりと、今まで確認するのを忘れていた。
全く、僕としたことが不覚だった。 善は急げ。早速、確認しよう。
誰を殺したのか分かってないなんて、寝覚めが悪くて仕方ないからね。
……あは、今うまいこといった!うんうん。
何が?
まあいいか。

よっ、と……
うつ伏せに倒れていた死体をひっくり返す。
てこの原理を使えば簡単に返せる。
力点、支店、作用点♪
血溜まりの死体を動かしたら、当然のごとく血が跳ねる。
……血の赤って綺麗かも。
跳ねた血はぼくの顔にかかった。
べたべただなぁ。乾いちゃうと、血はあんまり綺麗じゃない。
それにしても、端から見たら怖いんだろうな、ぼく。
全身血まみれだもんね。
あははは。
気持ち悪い。
まあ、そんなことはどうでもいい。肝心の個人識別の方が先だ。
ぼくは顔を覗き込んだ。
少々の期待を込めて。
何がでるかな?
そこには、予想外の顔があった。
「……はは、まさか   とはね!」
余りに予想外!まさに傑作!
ぼくはそんなことを考えた、思った、叫んだ。そのとき、死んでいる死体がぴくりと動いた。
まさか、そんなはずはないのだけれど。
だって、

彼はとうに死んでいるのだから。






朝の、日差し。カーテンの間から差し込んでくる。
雀の鳴き声がする
…………?
ぼくは、そこで目が覚めた。

「……あれ?」

夢でした。


……えーっと、ラブとかコメディとかは、次回以降出てきます!
だから、今回は鬱し無かったけど許して下さい。「どこがコメディなんだよ?!」とかは、次回駄目だったときに回して下さい。ごめんなさい。











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




TOP | NEXT


小説家になろう