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野良怪談百物語

暗闇で光るもの

作者: 木下秋

 深夜。ふと目が覚めた。



 ――部屋に静かな光が満ちていた。



 遮光性の高いカーテンは、月の光も通さない。それがぴっちりと閉まった部屋に、光が満ちている。


 (夢を見ているのか……?)咄嗟にそう思った。夢の中で、(これは夢だ)と気付いたことが、これまで何度かあった。


 それは、無数の緑色の光だった。蛍だと思った。それが二人一組、つがいになって、あちこちに飛んでいる。



 (綺麗……)



 ――そう思った。だが、目が慣れると、その感情はすぐに打ち砕かれる。



 暗闇に目が慣れて、それがはっきり見えた。それは、“眼”だった。


 全て、こちらを見ていた。どこを見ても、どれかしらと目が合う。



 ――ゆっくりと布団に戻り、枕に顔を埋める。



 ギュッ、と目をつむった。


 いつまでも、眠れなかった。

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