24話 いらっしゃいませ龍人の国
人間の国の前に冒険者レベルを上げておきたいので、龍人の国に行くことにしました。
このごろ、ライトの考えや気持ちの動きの為、エロや残酷表現があり、指摘がありましたので、表記にエロ、グロ、ハーレムを追加しておきました。
グロは、必要以外ほとんど描きません。グロ好きな人は期待はずれになりますので、ご遠慮ください。
龍人の国は、まだ春先でまだまだ雪が深く残ってる。
この国の特徴は、住人が寒さに強い種族が多く、8割龍人、2割で獣人、ドワーフといった感じです。
国土面積はこの大陸最大で、東西7千km、南北3千km。北側部分は永久凍土で、ほとんど住人が住んでいない。ただ、魔物の襲撃に備えて転々と、軍の駐留砦が存在している。全体的に魔物の数が多いが、住民が強力な分、国として成り立っている部分がある。
後、国の南方に巨大な山岳地帯があり、温泉が出ているところが何箇所か存在し、温泉街も造られている。
龍人の種族的特長として、個人の戦闘力を重視する傾向が強く、大きな都市には闘技場が必ず有るのも特徴です。
姿は頭に2本角、首、腕、足に鱗が有り、龍タイプの尻尾が生えている。あと目が爬虫類系の瞳を持っているくらいです。
龍人の国で、名前はドラゴラン、首都もそのままドラゴランとなっています。
首都は国の丁度中央部にあり、山脈の南側に半径2kmの扇状に都市が展開している。都市の外周は、10mの城壁守られ、7つの門が存在している。
王城は、背後の山の裾に有り、町並みより少し高い位置に立っている。
この国の迷宮は、王城の左側にあり、階層は300階、現在150階層近くが最新探査階層になるそうです。
今は冒険者ギルドに来ています。
迷宮に挑戦するに当たって、情報の入手とアイテムを買い足す為です。回復系のアイテムは、全部残っているのでいらない、道具袋はこちらでも使用できるのでいらない。
後は、この迷宮が、水と氷雪の神の造った迷宮の為、水棲の魔物や雪原の魔物の割合が多い特徴があると道具屋の主人に教えてもらったので、毛皮のベストと皮手袋、滑りにくいブーツを買った。
この時点で、まだ朝の9時ぐらいなので、迷宮に様子見で潜ってみる事にした。
迷宮1階層、基本の造りは同じですが、湿度が高く、通路の所々に水溜りが出来ている。
この階層の魔物は、10cmのヒルと50cmの水色スライム。駆け抜けながらパンチとキックで対処していく。
落とすドロップ品は、流石にショボクヒルの皮と小さい魔石だけでした。数だけは多いのでこのフロアーで50個のドロップ品でした。
5階層のボス部屋。
1mのヒル。パンチ1発で終了し、大きいヒル皮を1枚と小さな魔石1個、宝箱は銅貨が20枚でした。
様子見なので、今日は終了し外に出る。
ギルドでドロップ品を換金して、まだ午前10時過ぎで結構早い。
ライト商会の龍人の国店に顔を出してみる。
この国の店舗責任者は龍人の女性で、元キャラバンの女主人、トラミーズさん。
この時間に来たことが無かったが、すごかった。主婦や、飲食店の買出しの店員などが、店内で結構な賑わいを出している。
会計の場所は、10箇所あるが、どれも人が2~3人並んでる。
雪の有る時期は、葉物野菜や、新鮮魚、新鮮お肉は貴重品。それが市価より少し安くて、鮮度抜群ときたら、主婦たちに大人気になったようです。他のお店を潰したい訳では無いので、トラミーズさんに常に市場価格を調べてもらい、市価の少し安い値段を付ける様にしてもらっている。
開店して初めの頃、商品ストックのスペースが足りず、しょうがないので地下に、黒セラミックの壁と柱で強化した巨大倉庫を作り、そこから商品を出し入れしている。
従業員も今は50人に増えている。
トラミーズさんとあれこれ話していると、この首都から南に500kmほどの所の都市が温泉都市になっているのを聞いた。温泉!!
すぐ行くことにする。温泉良いよね。のんびり出来るし。
そんな訳で、早速飛び、音速魔法で南を目指す。
30分ほど飛行すると到着。デッカイ山脈の手前、半径2kmほどの城砦都市で、都市の所々から湯気が立ち上っている。
門の手前で、自宅に転移する。自分だけで入ったら後が怖い。
母さんとアマリリスに話、温泉に行くことにする。昼食をたべてから、改めて転移する。
門の手前で出現して、歩いて入場する。3人とも、商業ギルドのカードで顔パスです。入場料も掛からない。
門番さんに聞いて、高級な温泉宿の位置を教えてもらい、そちらに向かう。
例によって例の、俺の足が地面に付かないパターンだ。
早く第2次成長来てくれ。
連行?されていると周りの住人が足を止め、母さんに気付いて固まっていく。・・・あ、失敗した。この国の人たち、母さんの存在を感じることが出来るんだった。
そっと見ると、アマリリスに母さんの2人は、満面の笑みに、スキップまでしそうなテンションです。今更やめようとは言えない。すれ違う人々を固めながら宿に向かった。
宿に着き、風呂を貸切で借りようとして困った。この国お風呂は基本的に、混浴で男女同じ風呂に入る。
少し長めに借りて、俺が後に入ろうとしたら、2人に連行された。この場合いは連行で合っている。
2人がかりで服を剥ぎ取られ、風呂場に放り込まれる。
すぐに2人が入ってくる。前隠そうよ。・・・目のやり場にこまる。
その後2人がかりで全身隈なく洗われてしまった。・・・お婿にいけない。
食堂で冷たい果汁を飲みながら、2人を見るととっても艶々していた。なんか、完全敗北したみたいに、精神的に風呂に入る前より疲れた。
テーブルに臥せっていると行き成り、都市全体から鐘の音が響き渡る。
宿の人に聞いてみると、魔物の襲撃だそうで、それを知らせる鐘の音らしい。
外に出ると住民は都市中央部に、冒険者風や、騎士風の人たちは南側に向かってはしっています。
ラナ母さんとアマリリスに目を向けると、向こうも頷き返してくる。
3人で都市上空に飛び上がり、南側に目を向けると、3kmほど先に魔物の集団が小さく見えた。
城壁の上空に来ると、こちら側の人数がわかる。騎士風に人が400名ほど、冒険者風の人が600人ほど、計1000名。
対する魔物、気で強化した視力で確認するとその数約1万体。これは結構まずい。念話で母さんとアマリリスに作戦を伝え、3人で500mほど先行する。
接触まであと10秒。黒椿と黒桜を軍用ライフルのフルオートに変形させかまえる。
後5秒。アマリリスが火炎球を、母さんが光の球をそれぞれ1Mを5個ずつ出し、俺は光の球50cmを3つ出す。
残り3秒・・・2・・・1・・・0!攻撃開始!
2人が逆ハの字に両サイドを絨毯爆撃をし、中央に寄った残りの魔物を俺が爆撃とライフルのフルオートで狩る。1匹2匹は都市に向かうが、このくらいなら大丈夫だろう。
10分ほど続けていると、魔物の集団の最後尾が見えてきた。この集団の中では一際大きな魔力の反応。
タコがいた。
前に、海岸で倒したタコは、5m。このタコは10mは有る。目が4つなのは同じですが、足は8本しかない。それと大きな違いは体に蛸壺を被っている事。家持参です。
2人に残りを爆撃してもらい、俺はタコに向かう。黒椿と黒桜を漁師銛に変形させて、気と魔力で強化して眉間に射出する。そこの向かって雷を打ち込み終了。
降りて確認すると、蛸壺は材質が貝の殻に近かった。黒椿と黒桜を回収し落雷の場所を見ると、焼けていたので、切り取って食べてみる。蛸だ!まえの蛸が終わりそうだったのでたすかります。
この蛸、オウムガイの陸上蛸バージョンなのかな?
壺見たとき、一瞬神様がロクロで蛸壺作ってるのを想像してしまった。
蛸だけ闇に回収して、3人で城壁に戻る。
みんな口を開けてポカーンとしているが、どうしたんだろう?
一番偉そうな鎧を着た龍人に、残りは好きに処分してと伝え、3人で転移して家に帰りました。
今日は夕食はたこ焼き作ろう。お好みソースとマヨネーズがほしい。
3人の行くところイベントがいっぱいですが、主人公なので許して下さい。